旧関善酒店主屋
名称: | 旧関善酒店主屋 |
ふりがな: | きゅうせきぜんさけてんしゅおく |
登録番号: | 05 - 0146 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造平屋一部2階建、鉄板葺、建築面積590㎡ |
時代区分: | 明治 |
年代: | 明治38 |
代表都道府県: | 秋田県 |
所在地: | 鹿角市花輪字上花輪85 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | |
施工者: | |
解説文: | 県道に西面して建つ。桁行14間,梁間11間の規模で,木造平屋一部2階建,切妻造,鉄板葺,平入とし,正面にこみせを設ける。北側を床上部とし,表側に店土間をとり,通り土間を通す。通り土間上部の架構は見事で,全体に技術,規模,意匠共に秀でる。 |
関善賑わい屋敷
(旧関善酒店主屋 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/20 22:12 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動関善賑わい屋敷(せきぜんにぎわいやしき)は、日本の特定非営利活動法人。
本項では当法人が保存活用する、秋田県鹿角市花輪にある国の登録有形文化財の建造物「旧関善酒店主屋」およびかつて存在した「関善酒店」についても記述する。
概要
かつての造り酒屋「旧関善酒店」の建造物(主屋、登録有形文化財)を購入し、保存および活用に関わる活動を行っている。
旧関善酒店
関善酒店は1856年(安政2年)創業の造り酒屋であったが、1983年(昭和58年)に廃業となり、およそ130年の歴史に幕を閉じている。同酒店は花輪地域有数の財産家「大っき方」[要追加記述]であった[1]。
現存の旧関善酒店主屋は六日町などを含む「花輪大火」によって類焼したため、1905年(明治38年)に建築されたものである。木造一部3階建て、間口(県道側)27m、奥行き20m、3層からなる桁組みで、吹き抜きの大屋根は10.5mに達する。
秋田県道66号十二所花輪大湯線(花輪商店街通り)の拡張などの事情から曳家による保存が計られることとなり、2004年(平成16年)4月から曳家工事が始まり同年8月に完了、さらに2006年(平成18年)8月3日には国の登録有形文化財として登録されている。なお、旧関善酒店主屋の斜め向かいに位置する小田島家住宅(旧酒店)も曳家により保存されたものである[2][3]。
登録有形文化財の詳細
- 登録有形文化財「旧関善酒店主屋」一棟
- 登録年月日 - 2006年(平成18年)8月3日
- 所在地 - 秋田県鹿角市花輪字上花輪85
- 所有者 - 特定非営利活動法人 関善賑わい屋敷
- 構造・形式等 - 木造平屋一部2階建、鉄板葺、建築面積590平方メートル
- 建築の年代 - 1905年(明治38年)
- 登録基準 - 二(造形の規範となっているもの)
- 特徴・評価 - 県道(秋田県)に西面して建つ。桁行14間、梁間11間の規模で、木造平屋一部2階、切妻造、鉄板葺、平入とし、正面にこみせを設ける。北側を床上部とし、表側に土間をとり、通り土間を通す。通り土間上部の架構は見事で、全体に技術、規模、意匠共に秀でる。
脚注
- ^ 日本最大級の吹き抜け木造架構「関善」(Life in the wind AKITA)
- ^ 小田島家住宅(秋田県:歴史・観光・見所)
- ^ こみせを守る(NPO関善賑わい屋敷:メディア情報/秋田魁新報2004年5月3日付朝刊)
関連項目
外部リンク
- NPO関善賑わい屋敷(公式サイト)
- 関善こもせ(「NPO関善賑わい屋敷」別館サイト)
- 登録文化財(建造物)(鹿角市)
- 旧関善酒店主屋 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- 旧関善酒店主屋 - 文化遺産オンライン:データベース(文化庁)
座標: 北緯40度11分6.6秒 東経140度47分20.5秒 / 北緯40.185167度 東経140.789028度
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