旧約聖書に於けるアマレク人とは? わかりやすく解説

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旧約聖書に於けるアマレク人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/13 01:03 UTC 版)

アマレク人」の記事における「旧約聖書に於けるアマレク人」の解説

『創世記』36章では「(ヤコブの兄)エサウエドム人の祖とされる人物)とヘト人出自の妻アダ息子エリパズが、テムナという側女との間に作った息子。」としてアマレクという名前が出てくるが、以後個所では基本的にエドム人扱いはされず『申命記』では23章で「エドム人を嫌うな(23:8)」とあるが、その2章後に「アマレク人への恨み忘れるな(2517-19)」と別の扱い受けている。 以後基本的にイスラエル民族の敵とされており、聖絶対象として女子供含めて無慈悲に虐殺され場面存在している。 『出エジプト記17章8節ではエジプトから出てきたモーセ一行最初に攻撃してきた相手とされており、これがアマレク人が主の怒り受けた行為だったとしている。この時モーセが山に登ってアロンフル支えられて神に祈りヨシュア兵士と共に戦い接戦の末、イスラエル軍勝利した。 『サムエル記』上15章1-11節によればイスラエル初代の王サウルが、神の命令に違反してアマレク人全滅させる際、彼らの王アガク助けたことが神の怒り招き彼の王権失墜した記述している。これについてフラウィウス・ヨセフスは『ユダヤ古代誌VI7章2節でサウルアマレク人の王アガク捉えた生かしておいたことについて「普通なら憐れみをかけてしかるべき乳飲み子も殺さねばならない状況で、美しさ感心して災い元になった王を生かすのは情けではなく不適切な行為。」と解説している。 『エステル記』に出てくるアルタクセルクセス王に仕えていたハマンアマン)という男は『エステル記本編ではハマンは「アガグ人」(3:1)や「マケドニア人」(ギリシャ語訳のみ、ヘブライ語版の8:1213の間に入る)と呼ばれているが、ヨセフスは『ユダヤ古代誌XI6章5節ではハマンを「アマレク人末裔」として、この関係で「ハマンは(ユダヤ人の)モルデカイをよく思っていなかった」としている。

※この「旧約聖書に於けるアマレク人」の解説は、「アマレク人」の解説の一部です。
「旧約聖書に於けるアマレク人」を含む「アマレク人」の記事については、「アマレク人」の概要を参照ください。

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