旧約聖書における命
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 23:19 UTC 版)
キリスト教旧約聖書として翻訳されたモーセ五書創世記において、命は血と同義である。創世記 9章4節(新共同訳聖書)ただし、肉は命である血を含んだまま食べてはならない。 創世記 9章5節(新共同訳聖書)また、あなたたちの命である血が流された場合、わたしは賠償を要求する。いかなる獣からも要求する。人間どうしの血については、人間から人間の命を賠償として要求する。 キリスト教旧約聖書として翻訳されたモーセ五書創世記において、命は、必ずしも人ひとりの寿命の限りではない。「あなた(אותך)をますます増やす」という記述のとおり、子孫が繋がっている間は命が継続していて断たれていないという概念である。創世記 17章2節(新共同訳聖書)わたしは、あなたとの間にわたしの契約を立て、あなたをますます増やすであろう。」 Genesis(創世記)17:2(欽定訳聖書)And I will make my covenant between me and thee, and will multiply thee exceedingly. キリスト教旧約聖書として翻訳されたモーセ五書レビ記において、命である血の源は、女性の月経であると考えられている。レビ記 20章18節(新共同訳聖書)生理期間中の女と寝て、これを犯した者は、女の血の源をあらわにし、女は自分の血の源をあらわにしたのであって、両者共に民の中から断たれる。 Leviticus(レビ記)20:18(欽定訳聖書)And if a man shall lie with a woman having her sickness, and shall uncover her nakedness; he hath discovered her fountain, and she hath uncovered the fountain of her blood: and both of them shall be cut off from among their people.
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