日鉄鋼管 (初代)とは? わかりやすく解説

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日鉄鋼管 (初代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/04 23:02 UTC 版)

日鉄鋼管株式会社
Nittetsu Steel Pipe Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報
東証2部 5462
1961年10月2日 - 2004年7月27日
本社所在地 日本
141-0032
東京都品川区大崎1丁目5-1
設立 1933年昭和8年)2月1日
業種 鉄鋼
事業内容 鋼管の製造・販売
代表者 谷山德法(代表取締役社長
資本金 48億3250万円
売上高 289億68百万円
営業利益 △8億94百万円
純利益 △9億73百万円
純資産 124億86百万円
総資産 250億50百万円
決算期 3月31日
主要株主 新日鐵住金 100%
主要子会社 日鉄鋼管通商(株)
特記事項:特記のない経営指標は2010年3月期
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日鉄鋼管株式会社(にってつこうかん、英文社名 Nittetsu Steel Pipe Co., Ltd.)は、かつて存在した新日鐵住金グループ鋼管メーカーである。

この記事は、2013年に合併する時点のものである。

概要

大手鉄鋼メーカーの新日鐵住金が出資する鋼管メーカーである。親会社の新日鐵住金とは異なり、鋼管の中でも小径の電縫鋼管(電気抵抗溶接鋼管)を専門に製造する。製品には、自動車バイクなど機械部品として使用される機械構造用鋼管や、主に建築部門で使用される一般構造用鋼管、配管用鋼管、電線用の電線管がある。日本国内での電縫鋼管の生産シェアは第6位(2008年度)[1]

本社東京都品川区大崎1丁目にあり、愛知県東海市大阪市福岡市の3都市に支店を構える。製造拠点は4か所で、東海市の新日鉄名古屋製鐵所構内に名古屋工場、川崎市川崎区に川崎工場、堺市堺区に堺工場、福岡県豊前市に九州工場がある。

現在では新日鐵住金グループの一員であるが、1933年の設立当初は東芝グループに属していた。また、かつては東京証券取引所市場第2部(東証2部)に株式上場していた(証券コードは5462)が、新日鉄の完全子会社となったため2004年に上場を廃止している。

2013年10月に同じ新日鐵住金グループの住友鋼管と合併し、日鉄住金鋼管が発足した。

沿革

  • 1933年昭和8年)2月1日 - 東京電気(現・東芝)の出資により、東京コンヂット製造株式会社設立。
  • 1951年(昭和26年) - 東芝鋼管株式会社に社名変更。
  • 1952年(昭和27年)12月 - 新日鐵住金の前身・富士製鐵が資本参加[2]
  • 1961年(昭和36年)10月2日 - 東証2部に株式上場。
  • 1993年平成5年)
    • 4月 - 新日鉄の子会社となる。
    • 10月 - 多摩鋼管工業株式会社(1959年5月設立)を合併。
  • 1994年(平成6年)
    • 3月 - 新日鉄名古屋製鐵所の小径鋼管工場を移管し、名古屋事業所(現・名古屋工場)を開設。
    • 4月1日 - 日鉄鋼管株式会社に社名変更。
  • 1995年(平成7年)8月 - 本社工場を名古屋事業所に移設。
  • 1998年(平成10年)7月 - 不動産賃貸事業の一環として、本社工場跡地に商業施設「ミナトマチプラザ」(イトーヨーカ堂に賃貸)を建設。2000年(平成12年)7月にも「ミナトマチプラザアネックス」(家具の大正堂ヤマダ電機に賃貸)を建設[3]
  • 2001年(平成13年)10月 - 群馬工場操業開始。
  • 2004年(平成12年)7月27日 - 上場廃止。
  • 2004年(平成12年)7月31日 - 株式交換により、新日鉄の完全子会社となる[4]
  • 2005年(平成17年)10月 - 水江工場(川崎市川崎区)を休止[5]
  • 2007年(平成19年)1月1日 - 会社分割(吸収分割)により、不動産賃貸事業を新日鉄都市開発に移管。
  • 2007年(平成19年)10月1日 - 三井物産グループの鋼管メーカー・株式会社フジサクから溶接鋼管製造・販売事業を譲受ける[6]。同社の本社工場を関西製造所(現・堺工場)として継承。
  • 2008年(平成20年)4月 - 日鐵住金建材九州製造所(現・同社豊前ニッテックス工場)の一部建屋を賃借し、九州工場を新設[6]
  • 2013年(平成25年)10月1日 - 住友鋼管と合併し、日鉄住金鋼管を発足。住友鋼管が存続会社とされたため、法人格が消滅。

グループ企業

  • 日鉄鋼管通商株式会社 - 鋼管等の加工販売などを行う。

脚注

  1. ^ http://www.japanmetaldaily.com/statistics/sharemainpr/details/index.html 主要製品の生産シェア]、日刊鉄鋼新聞
  2. ^ 新日本製鐵『炎とともに』 富士製鐵株式會社史、新日本製鐵、1981年。 
  3. ^ 日鉄鋼管、多角化で基盤強化」、2000年8月7日付日刊産業新聞
  4. ^ 新日鉄、日鉄鋼板・日鉄鋼管・日鉄建材を完全子会社化」、2004年4月30日付日刊産業新聞
  5. ^ 日鉄鋼管、水江工場を休止、売却へ」、2005年10月26日付日刊産業新聞
  6. ^ a b 日鉄鋼管、関西・九州に拠点 30億円投資」、2007年9月6日付日刊産業新聞



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