日薙嶌国
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「将国のアルタイル嵬伝 嶌国のスバル」の記事における「日薙嶌国」の解説
楠昴皇子(くすのきすばる の みこ) 本作の主人公。日薙嶌国第98代君主・皐鳳大皇(さつきおおとり の おおきみ)の息子で、日薙皇太子。敗戦時に速比古と入れ替わり難を逃れ、紅那岐ら女官と共に行方をくらましていた。 戦後10年の間に薨去しており、遺命を受けた少女が「楠昴皇子」として日薙再興の兵を挙げた。優れた戦略眼を持ち大秦軍を翻弄し、諸国の文化にも造詣が深いため、秘密を知る速布叉と女官たち以外からは本物の皇子だと信じられている。 明浪速布叉(あけなみ の はやぶさ) 近衛府大将(皇家親衛隊長)。東弓の名手として知られ、その武名は大秦軍からも恐れられていた。また、浄天眼の持ち主でもあり遠距離射撃を得意とするほか、その能力で楠昴皇子の正体を見破った。 息子・速比古(はやひこ)がいたが、楠昴皇子を逃がすために身代わりとなり処刑されている。 紅那岐(くなぎ) 後宮内侍司尚侍。女官たちのまとめ役で、楠昴皇子の正体を知る人物の一人。常に笑顔を絶やさないが、辛辣な物言いが多い。また、弓の使い手でもある。 長柄戌比古(ながら の いぬひこ) 速布叉と共に奴隷となっていた青年武士。感情に任せた言動が多く、速布叉にたしなめられている。 武内乃擂亥(たけのうち のすり) 速布叉と共に奴隷となっていた巨体の武士。速布叉に憧れ、東弓の撃ち手になることを望んでいる。大秦軍に寝返った兆京室に巨梓磨を渡さぬため、巨梓磨ごと自爆する。 幡頭弋(ばとう) 筒鍛。東弓鍛冶の生き残りで、大秦軍の命令で東弓を製造させられていたが、耄碌した振りをして完成品と不良品をすり替えて反撃の用意をしていた。 眞弓代(まゆしろ) 碓万郷の郷長。「降」の一人だが、楠昴皇子の決起のために恭順する振りをしながら蜂起の準備を進めていた。 有葩(あるはな) 第六州軍の房張坊に仕える女性。房から暴力を受けていたが、北浦市場での戦闘の際に仲間と共に彼を殺し、楠昴皇子から新しい郷・風早郷の郷長に選ばれる。 イルハン トルキエ将国の商人。交易のため張巳青の元を訪れていたが、そこで楠昴皇子の蜂起に巻き込まれてしまい、そのまま彼らに協力することになる。
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