日琉語族朝鮮語族との関係とは? わかりやすく解説

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日琉語族・朝鮮語族との関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 04:45 UTC 版)

韓系諸語」の記事における「日琉語族・朝鮮語族との関係」の解説

フィンランドの、ユハ・ヤンフネンは、先日祖語(Pre-Proto Japanese)がシナ語派同様の類型論特徴単音節の声調言語)を持っており、山東半島近く沿岸にいた東夷一種言語であったが、朝鮮半島進入して、そこで高句麗語のような言語接触してアルタイ語的な類型論特徴獲得した後、九州から日本入ったという仮説提出している。 金芳漢ボビンアンガーなどの研究者は、地名研究によって抽出され日本語類似する単語朝鮮半島中部に特に多いことを指摘し、これらの地名高句麗語反映したものではなく朝鮮半島中部および南部における先高句麗の集団反映したのであるとの仮説唱えた朝鮮半島南部新羅歴史的故地日本語類似する地名多く見られることについて、研究者たち日本語系の言語朝鮮半島恐らくはその内伽耶において話され新羅語はその基層言語である、との理論提案したアンガーは、弥生人祖先朝鮮半島中部ないしは南部から日本列島移住したではないか考えている。扶余高句麗歴史的故地ある朝半島北部および満州南西部においては日本語起源を持つ痕跡は見つかっていない。一方で朝鮮語系の地名は、満州から朝鮮半島南部までの朝鮮三国全域広がっている。 朝鮮半島における無文土器文化担い手現代日本語祖先となる日琉語族属す言語話していたという説が複数学者から提唱されている。これらの説によれば現代朝鮮語祖先となる 朝鮮語族属す言語古代満州南部から朝鮮半島北部にわたる地域確立されその後この朝鮮語族集団北方から南方拡大し朝鮮半島中部から南部存在していた日琉語族集団に置き換わっていったとしている。またこの過程南方追いやられるとなった日琉語族話者集団弥生人の祖であるとされる。 この朝鮮語族話者拡大及び日琉語族話者置き換え起きた時期については諸説ある。ジョン・ホイットマン宮本一夫らは満州から朝鮮半島南部移住した日琉語族話者無文土器時代の末まで存続し琵琶形銅剣使用代表される朝鮮半島青銅器時代朝鮮語話者に置き換わったとしている。一方でAlexander Vovin朝鮮半島三国時代において高句麗から朝鮮語族話者南下し百済新羅加耶などの国家設立するまで朝鮮半島南部では日琉語族話者存在してたとする

※この「日琉語族・朝鮮語族との関係」の解説は、「韓系諸語」の解説の一部です。
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