日本貿易振興機構にて
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その後、独立行政法人日本貿易振興機構に出向し、展示事業部にて博覧会・渉外担当審議役に就任した。折しも、イタリアのロンバルディア州ミラノ県ミラノ市にて、2015年よりミラノ国際博覧会が開催されることになった。それに伴い、2012年3月27日の閣議了解により、農林水産省と経済産業省が幹事省、国土交通省が副幹事省を務め、日本貿易振興機構を参加機関として、日本が公式参加することが決定された。それにともない、内閣から「二千十五年ミラノ国際博覧会に対する陳列区域日本政府代表」に任命され、ミラノ国際博覧会における日本館の出展準備を指揮していた。2013年7月には、経済産業大臣政務官の平将明らとともに、駐日イタリア大使館で開催されたミラノ国際博覧会参加契約調印式に臨んだ。日本駐箚イタリア特命全権大使のドメニコ・ジョルジ (Domenico Giorgi)らと会談したのち、ミラノ国際博覧会の代表を務めるジュゼッペ・サーラ (Giuseppe Sala)と参加契約書を取り交わした。調印式では「イタリアのスローフードに通じる、栄養バランスが整った日本食文化の特長を世界に広めたい」との決意を語るなど、この博覧会を通じて日本の食文化の普及を図ろうと意欲を示していた。しかし、自身のブログでの言動が問題視され、同年9月25日付で出向を解かれ、内閣から「二千十五年ミラノ国際博覧会に対する陳列区域日本政府代表」を解任された。翌日付で茂木敏充経済産業大臣から停職2か月の懲戒処分を下されるとともに、本省の大臣官房付となった。2017年8月現在経済産業省中小企業庁事業環境部中小企業取引研究官。
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