日本市場のBDプレーヤー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/08 03:04 UTC 版)
「BDプレーヤー」の記事における「日本市場のBDプレーヤー」の解説
世界的に見て日本国内ではBD/DVDレコーダー市場が特異的に大きく、さらにDVDと異なり読み込み専用規格(BDMV)が書き込み可能型(BDAV)よりも策定が遅かったこともあり、日本のメーカーはDVD時代ほど単体プレーヤーに力を入れていなかった。 2008年時点で日本の一般消費者向けに据え置き型BDプレーヤーを販売しているのはソニー(2008年12月参入)、シャープ、パイオニア、デノンの4社および前述のPS3のみであった。しかもそれもホームシアター向けの高級機が多く、一般向けの価格帯の機器を販売しているのはソニーとシャープの2社のみであった。 2009年に入ると参入するメーカーが急増しており、パナソニックやパイオニアも一般向けの市場に参入し他社もラインナップの拡充をしている。BDドライブをカーナビゲーションに組み込むのが難しいためごく一部の機種にしかBD対応カーナビは発売されていないが三菱電機ではカーナビゲーションなどのモニターに接続して使える車載BDプレーヤーを発売している。なお、ポータブルBDプレーヤーはこれまでパナソニック1社のみが販売していたが、廣華物産がVenturerブランドで2010年12月に10インチポータブルBDプレーヤーを新発売している。 2012年秋以降製造の機種は(著作権保護の観点から映像のアナログ伝送を全面禁止とする「新AACS規制」に対応するため)アナログAV出力端子を廃止し、TV受像機とはHDMIケーブルでしか繋げない機種が殆どとなっている(HDMI端子非搭載の従来型TVには接続不可)。 2010年半ばからBDプレーヤーの低価格化が進んでおり、2016年にPS4 Proが発売されたことで、高級BDプレーヤーでは画質でPS4 Proには対抗出来なくなった。高級BDプレーヤーを開発してきたメーカーはUHD-BDプレーヤーへ開発環境を切り替えたことで、現在は低価格BDプレーヤーが主流となっている。
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