日本各地の煮込みうどん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/31 22:24 UTC 版)
「煮込みうどん」の記事における「日本各地の煮込みうどん」の解説
鍋焼きうどん 一人用の小型の土鍋やステンレス製の鍋に茹でたうどんとめんつゆを入れ、その上にシイタケ、蒲鉾、ニンジンやネギなどの野菜類、鶏肉、エビの天ぷら、生卵、麩などの具を乗せて煮込んだもの。沸騰したまま供し、鍋から直接食べる。鍋焼きうどんは日本各地に存在する。通常醤油仕立てであり、地方により入れる具は多様である。 味噌煮込みうどん 味噌仕立ての煮込みうどんは、地域の代表的な郷土料理としている愛知県をはじめとして日本各地にある。 ほうとう 山梨県全域で作られる郷土料理で、カボチャや根菜類など季節野菜主体とした味噌汁に、生地に塩を練りこまずコシを作らない状態で幅広に切った麺を、打ち粉が付いたままの生状態から入れて煮込む。またこの調理法のために汁にとろみがある。 煮ぼうとう 埼玉県深谷を中心とした郷土料理。幅広の麺(およそ2.5cm、厚さ1.5mm程度)と、深谷ねぎ、根菜類を使い、生めんの状態から煮込む。生めんから煮込むことで、適度な「とろみ」がある。山梨県のほうとうとの違いはほうとうが味噌味であることに対し、醤油で味をつけることが特徴である。また煮ぼうとうにはカボチャを入れないのが一般的である。 おっきりこみ 二毛作による粉食文化のある群馬県・埼玉県北部・秩父地方の野菜煮込みうどん。醤油仕立てのものと味噌仕立てのものがある。 うどんすき うどんが主役の鍋料理。昭和初期に大阪で発祥。鍋に薄味のつゆを張り、鶏肉や魚介類、豆腐、季節の野菜など14〜15種類の具材と共にうどんを入れて食べる。うどんや具材の多くはあらかじめ茹でてあるものを用いるため、軽く温める程度でさほどは煮込まない。 南部はっと 岩手県の郷土料理であり魚介類をふんだんに使った汁で幅のひろいうどんを煮込んだ鍋料理。
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