日本のバレエ指導者
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「絢爛たるグランドセーヌ」の記事における「日本のバレエ指導者」の解説
滝本 伸子(たきもと のぶこ)/リュドミラ・ノブコ・タキモト 奏、翔子らが通うバレエ教室「滝本伸子バレエスタジオ」を主催する中年女性。厳しくも暖かい目で奏達を導く。梨沙の挫折には「自分が無理をさせすぎた」と悔いている。ロシア人のダンサーを父親にもち、かつては「リュドミラ(愛称はリューダ)」の名でフランスでバレエダンサーとして活動しており、元々「伸子」の名はミドルネーム。現在は故障のため踊ることはできなくなっている。ウジェーヌとは当時の知己の間柄だが彼の反対を押し切り日本に帰国して教室を開いた経緯がある。アビゲイルとも旧知の仲だが、奏を彼女に預けることには一抹の不安を抱いており、「アビゲイルに託すよりはウジェーヌに託したい」という思いがある。 指導者としては「体形や素質に難のある子でも門戸を閉ざさない」方針でコンクールの勝敗のみにはこだわらず将来を見据えた指導で実績を出しているが、同時に「お教室の限界」にも悩んでいる。 美和(みわ) 「滝本伸子バレエスタジオ」の女性講師。 栗栖さくらの母 「栗栖バレエスタジオ」を主催するバレエ講師で容姿もさくらに似ている。才能がないとみなしたものには指導しない、とする方針であり、対外的には娘にも生徒にも厳しい態度を崩さない。娘のさくらが幼いころ、彼女の踊りを見て娘を世界トップクラスのダンサーに育てあげようと決意し特に目をかけて厳しく指導してきた。海外進出に備えて小学生のうちから英会話を習わせ、中学生になってからは海外のコンクールにも同行する。近いうちに自分の元を娘が離れて行くことも理解しており、コンクールでのさくらの挫折にあたっても彼女が自力で立ち直ることを望んでいるが本当にピンチになったときには手を差し伸べる心づもりを持つなど母としての優しさも内心ではもっている。以前は絵麻にも目をかけていたが、彼女が自分の元を去った件に関しては「もっと丁寧に導けばよかった」との後悔をしている。かつて海外のバレエ業界で人種差別的な対応に苦しんだ経験があることが示唆されている。 玉木(たまき) 「栗栖バレエスタジオ」の「楽しく踊ろう」クラスを担当する女性講師。コンテンポラリーダンスの心得を持ち、さくらとの勝負に負けた罰ゲームのためクラスを訪れた奏にコンテンポラリーを習うようアドバイスをする。コンクール向けの指導は苦手らしい。
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