日本における沈香の歴史とは? わかりやすく解説

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日本における沈香の歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/07 07:18 UTC 版)

沈香」の記事における「日本における沈香の歴史」の解説

推古天皇3年595年4月淡路島香木漂着したのが沈香に関する最古の記録であり、沈香日本伝来といわれる漂着木片を火の中にくべたところ、よい香りがしたので、その木を朝廷献上したところ重宝されたという伝説『日本書紀』にある。奈良正倉院には長さ156cm、最大径43cm、重さ11.6kgという巨大な香木黄熟香おうじゅくこう)(蘭奢待とも)が納められている。これは、鎌倉時代以前日本入ってきたと見られており、以後権力者たちがこれを切り取り足利義政織田信長明治天皇の3人は付箋によって切り取り跡が明示されている。特に信長は、東大寺記録によれば1寸四方2個を切り取ったとされている。 徳川家康慶長11年頃から行った東南アジアへの朱印船貿易主目的伽羅(奇香)の入手で、特に極上とされた伽羅買い付け絞っていた(『異国近年御書草案』)。香気による気分緩和を得るために、薫物香道)の用材として必要としていたからである。 現在では、1992年平成4年4月に、全国薫物線香組合協議会が、上記『日本書紀』の記述基づいて沈水香木伝来した4月と、「香」の字を分解した「一十八日」をあわせて4月18日を「お香の日」として制定している。

※この「日本における沈香の歴史」の解説は、「沈香」の解説の一部です。
「日本における沈香の歴史」を含む「沈香」の記事については、「沈香」の概要を参照ください。

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