施設と学生
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2014年現在[update]、高等軍事研究院の教育施設は、かつて厩舎であったミュアホール(右図)とフリントホールに入居している。高等軍事研究課程 (AMSP)は主にミュアホール(現在、研究院本部)で教えられ、そのゼミナールはフリントホールで行われている。両方の庁舎は2011年に改装され、教場は教官1名と学生16-18名を収容する。ミュアホールの改装費用は約1220万ドルで、その内、学生がコンピューター上で共同作業を行えるための情報システムの導入に約300万ドルが費やされた。その情報システムは、今日、軍隊で一般的に見られるものである。 研究院に入校するためには審査、面接及び監督者評価が必要となる。入校志願者は指揮幕僚大学又は他軍種の同等の中等教育を修了していなければならない。高等軍事研究院の学生のほとんどは戦闘職種、戦闘支援職種及び後方支援職種の佐官である。しかしながら、1987年、アメリカ空軍から3名の将校が入校し、1988年にはアメリカ海軍及びアメリカ海兵隊の将校も入校した。2007年から米国政府機関も学生を入校させ始めた。国務省、連邦捜査局(FBI)、アメリカ合衆国国際開発庁(USAID)が学生を入校させている。 さらに、2010年、准尉が初めて入校した。 同盟軍も学生を留学させている。1999年にノルウェー及びカナダの留学生が卒業したのを皮切りに、アルジェリア、オーストラリア、コロンビア、フランス、ドイツ、ハンガリー、インド、ヨルダン、マケドニア、オランダ、パキスタン、ルーマニア、韓国、ブラジル、スペイン、イギリスの留学生が入校している。
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