新研究所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/22 22:35 UTC 版)
小浜町の新施設は鉄骨構造一部2階建て、敷地面積1,127.79 m2、建築面積552.38 m2、延床面積727.50 m2で、研究室などが入る事務所棟と水槽が並ぶ種苗棟からなる。施設には坂手島の研究所にはなかった会議研修室や加工品研究のための厨房室が設けられる。所内の資料室には図書室の役割を持たせ、一般公開する予定である。建物は南勢建築設計の設計、磯部・亀川特定建設工事共同企業体の施工による。新施設完成後も坂手島の研究所は、ワカメの種苗生産施設として維持・活用されるが、新施設への移転から10年後(2030年)をめどに本土へ完全統合する予定である。 研究所は研究拠点、生産向上、現実実践、教育拠点、情報発信、観光振興、多分野連携の7つのキーワードにより運営する。具体的には、学校からの視察を受け入れるなどの水産研究の教育機能や、パッケージツアーに組み込んでもらうなどして観光客を受け入れる観光振興機能を持たせることが計画されている。研究面では海藻類の生態調査、栄養・効能の分析、調理法などの新しい分野に着手し、藻類研究の一大拠点とする計画である。所員は2人(うち研究員1人)で始動するが、将来的に研究員の増員を検討している。
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