新直轄区間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/27 09:45 UTC 版)
新直轄方式は道路公団民営化に関連して初めてとられた手法であるため、第1回国幹会議での対象区間では、すでに旧来の方法で策定済みの計画を、事業主体など基本計画にたちかえって切り替えるという形をとった。基本となる考え方は、高速自動車国道の評価手法に基づき、必要性を厳格に検証して評価結果を公表するとともに、関係都道府県から、整備方式(新直轄方式あるいは有料道路方式)に関する要望を聴取した結果を踏まえて国土交通省にて原案を作成し、国幹会議での議会を経て、新直轄方式に切り替わる区間を選定するという手法がとられている。 2004年1月30日付で、以下の27区間につき整備計画が変更(ならびに、うち20区間については公団への施行命令が撤回)し、2006年2月28日付でさらに7区間の整備計画が変更された。(太字は既供用区間、斜体は一部供用区間) 第1回国幹会議で整備計画変更(2004年1月30日) 北海道縦貫自動車道函館名寄線士別剣淵IC - 名寄IC ※多寄 - 名寄は2006年に建設凍結されたが、2014年に解除された。 北海道横断自動車道黒松内北見線足寄IC - 北見西IC ※足寄 - 陸別町小利別は2006年に建設凍結されたが、そのうち陸別町陸別 - 陸別町小利別は2014年に、足寄町 - 陸別町陸別は2021年に解除された。 黒松内釧路線本別IC - 釧路西IC(新直轄方式第1号路線 当初は料金収入が見込めるため従来通りの整備を予定していたが、積極的に整備を図るために住民運動によって転換した。) 東北横断自動車道釜石秋田線遠野IC - 宮守IC 宮守IC - 東和IC 日本海沿岸東北自動車道荒川胎内IC - 朝日まほろばIC あつみ温泉IC - 鶴岡JCT ※鶴岡JCTより先(酒田方面)は有料区間のため、JCT手前に本線料金所があり、鶴岡西ICまでが無料で通行できる区間である。 本荘IC - 岩城IC 大館市商人留 - 小坂JCT(起点にインターチェンジは存在せず大館西道路から連続する) 東北中央自動車道相馬尾花沢線福島JCT - 米沢八幡原IC 米沢八幡原IC - 米沢北IC 中部横断自動車道八千穂高原IC - 佐久南IC 佐久南IC - 佐久小諸JCT 近畿自動車道松原那智勝浦線南紀白浜IC - すさみ南IC 尾鷲多気線尾鷲北IC - 紀伊長島IC 中国横断自動車道姫路鳥取線佐用JCT - 西粟倉IC 智頭IC - 鳥取IC 岡山米子線米子IC - 米子北IC ※2006年に建設凍結 尾道松江線尾道JCT - 三次東JCT ※尾道JCTより先(山陽道方面)は有料区間のため、JCT手前に本線料金所があり、尾道北ICまでが無料で通行できる区間である。 三次東JCT - 三刀屋木次IC 四国横断自動車道阿南四万十線阿南IC - 小松島IC 須崎西IC - 四万十町中央IC 愛南大洲線宇和島北IC - 西予宇和IC 九州横断自動車道延岡線嘉島JCT - 矢部IC 東九州自動車道蒲江IC - 北川IC 清武JCT - 日南北郷IC 日南北郷IC - 日南東郷IC 志布志IC - 末吉財部IC 第2回国幹会議で整備計画変更(2006年2月28日) 北海道縦貫自動車道函館名寄線七飯IC - 大沼公園IC 日本海沿岸東北自動車道荒川胎内IC - 朝日まほろばIC 東北中央自動車道東根IC - 尾花沢IC 中部横断自動車道富沢IC - 六郷IC 近畿自動車道松原那智勝浦線南紀田辺IC - 南紀白浜IC 四国横断自動車道阿南四万十線小松島IC - 徳島沖洲IC 東九州自動車道佐伯IC - 蒲江IC 第4回国幹会議で新たに整備計画策定(2009年5月29日) (東関東自動車道)水戸線潮来IC - 鉾田IC ※2017年に有料方式へ変更。 日本海沿岸東北自動車道酒田みなとIC - 遊佐鳥海IC
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