新潟県中越地震の事例とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 新潟県中越地震の事例の意味・解説 

新潟県中越地震の事例

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 11:18 UTC 版)

新幹線」の記事における「新潟県中越地震の事例」の解説

詳細は「上越新幹線脱線事故」を参照 さらに、2004年平成16年10月23日新潟県中越地震においては上越新幹線甚大な被害受けた高架トンネルなどの構造物損傷発生したほか、上越新幹線列車の「とき325号」(10両編成200系=K25編成)が長岡駅の手前付近を約200 km/h走行中に脱線した。これはまた新幹線史上初の営業運転中、しかも高速走行中の脱線事故となった。この脱線衝撃で、レール道床の締定が多数外れ一部レールはねじ曲がるなどの大きな被害受けた通常列車がこの規模地震震源地付近直撃された場合、たとえ停車していたとしても脱線免れ得ない考えられる。「とき325号」の事例では約200 km/h脱線したとはいえ奇跡的に死者重傷者などは生じなかった。これは、編成全体横転などには至らなかったこと、および、数分の差で対向列車との衝突免れるという幸運重なったことによる。なお、横転生じなかった理由には、事故現場積雪の多い地帯であるため、レール脇にを融かして流すための溝があり、そこに脱線後の車体一部がはまり込んだことも関係していたとされる。 なお、地震対す脅威対し上越新幹線にも地震感知システムユレダス」をカスタマイズした「コンパクトユレダス」が採用されている。実際、この「とき325号」のケースにおいても初期微動P波)の検知後にブレーキ動作した。しかし、このケースでは、「とき325号」の通過地点からみて直下型の地震であったため、「とき325号」の停止前に地震到達したことにより被害生じてしまった。 この事故により、新幹線運営するJR各社は、新幹線における地震対策重要性強く認識することとなった

※この「新潟県中越地震の事例」の解説は、「新幹線」の解説の一部です。
「新潟県中越地震の事例」を含む「新幹線」の記事については、「新幹線」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「新潟県中越地震の事例」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「新潟県中越地震の事例」の関連用語

1
2% |||||

新潟県中越地震の事例のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



新潟県中越地震の事例のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの新幹線 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS