新房昭之監督作品
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『ぱにぽにだっしゅ!』では神谷本人の手を撮影した実写の手が、担当しているキャラクターの1つである「ネコ神様」の手としてアニメにそのまま起用された。 『さよなら絶望先生』の糸色望は、原作を一読者として読んでいた頃から声がイメージできず、「もしこれがアニメ化やドラマCDになったら、大変そうだなあ」と他人事のように思っていたところ、指名により自身が演じることになり悩んでいた。しかし監督が新房昭之、音響監督が亀山俊樹と以前の作品で何度も仕事をした「手の内を知られている」相手だったこともあり「僕のやれる範囲でやればいい」「無い引き出しを開けろとは言われない」と思い開き直って第1話の収録に臨み、その最中に手応えを掴んだという。また、『【獄・】さよなら絶望先生』下巻ではエンドカードを担当した(絵ではなく文章)。なお、同じく新房監督作品の『ひだまりスケッチ』シリーズにも、作中ドラマ『おしゃれ探偵ラブリーショコラ』の登場人物チョコ山(糸色に似た風貌)役として2回ゲスト出演している。 『化物語』では同クールから始まる『【懺・】さよなら絶望先生』でも主役を務めていたため、両作品の監督を務める新房昭之監督も神谷の起用を迷ったが「時期が違ったら間違いなく神谷さんなんだけどなと考えた時、作品として良いものを作ることが一番大事なんだから、時期のことなんて考えるべきじゃないと気づいたんです」「漫画と違って小説にはヴィジュアルがないから、どういう風に映像化するか迷った。それで映像のプランが固まった時、暦は神谷さんしかいないと思ったんです」との理由から神谷が同クールから始まる同一監督の作品で、両方主役を務めるという珍しい状況が出来上がった。 『荒川アンダー ザ ブリッジ』のリクルート役は、20人程度の候補者の中からオーディションを経て決定した。新房昭之監督は神谷を「いわゆるアニメのテンプレートではない、自然な芝居が出来る人」と評価している。 以上のことから新房作品ではお馴染みの声優として名が挙がることもあり、主役を4度演じている(『月詠 -MOON PHASE-』の森丘耕平、『さよなら絶望先生』シリーズの糸色望、『〈物語〉シリーズ』の阿良々木暦、『荒川アンダー ザ ブリッジ』のリクルート)。
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