新世界ビル火災とは? わかりやすく解説

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新世界ビル火災

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 13:25 UTC 版)

新世界 (浅草)」の記事における「新世界ビル火災」の解説

1970年昭和45年11月25日午後6時頃、新世界5階お化け屋敷見物中のアベックが、天井附近うっすら漂っている煙に気付いた初め演出だと思っていたが、やがて「お化け寝姿」の布団中央附近から炎が立ち上がったため、火災気付いて驚き引き返した。このとき電気消えアベック出口方向走って避難したが、既に火が場内の笹などに燃え移っており、頭髪焦がしている。 自動火災報知機もこれと前後して作動し1階保安室の係員駆け上がって5階の客30名、6階の客30名、7階の客70名ほどを誘導して中央階段から避難させた。東京消防庁第二出場指令しはしご車4台を含む消防車21台が駆けつけた。ただ地上20メートルでの火災であったこと、内部に煙が立ち込めていたことから、消火には手間取り鎮火には2時間掛かった浅草六区真中起こった火事に、買い物客鷲神社三の酉祭り来ていた参拝客ら3,000人の野次馬ビル取り囲み現場一時大混乱となった新世界前の浅草映画劇場など映画館数館も上映中止し同月一杯まで使える「非常券」を渡した上で、客約300人を屋外避難させている。 この火事による死傷者はおらず被害については、『火災』(日本火災学会刊行物)の武井勝徳は6階200平方メートル天井100平方メートルほどが焼損したとし、『読売新聞』は、5階420平方メートル6階一部焼かれたとし、『朝日新聞』は5階と中6階天井420平方メートル焼けたとし、『毎日新聞』はお化け屋敷120平方メートル5階天井300平方メートル焼けたとしている。 また原因について、『毎日新聞』は客の「窓ぎわお化け人形から煙が吹出していた。間もなく人形燃えあがった」という証言から「人形中に仕込んであったモーター過熱かららしい」としている一方、『火災』は「原因は, 自動仕掛け電動装置異状なく, 開館中の出火であるところからお客のたばこの投げ捨と考えられている」としている。

※この「新世界ビル火災」の解説は、「新世界 (浅草)」の解説の一部です。
「新世界ビル火災」を含む「新世界 (浅草)」の記事については、「新世界 (浅草)」の概要を参照ください。

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