新・猿の惑星
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『新・猿の惑星』(しん・さるのわくせい、Escape from the Planet of the Apes)は、1971年のアメリカ合衆国の映画。ピエール・ブールによるSF小説『猿の惑星』を原作とする『猿の惑星』シリーズ全5作の第3作。続編4作の中では最も高い評価を受けている[3]。
- 1 新・猿の惑星とは
- 2 新・猿の惑星の概要
新・猿の惑星(1971年)
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「猿の惑星シリーズ」の記事における「新・猿の惑星(1971年)」の解説
詳細は「新・猿の惑星」を参照 第3作の製作決定後、ジェイコブスはデーンに電報を送り脚本を依頼し、監督にはドン・テイラーが起用された。20世紀フォックスは製作費を大幅に減らしたため、低予算での製作を余儀なくされた。主人公はキム・ハンターとロディ・マクドウォールが演じる猿の夫婦に代わり、現代のアメリカが舞台となり、特殊メイクと高価なセットを作る手間を省いた。 物語は、西暦3955年に炎上する地球を(テイラー大佐がかつて搭乗していた)宇宙船を修理したマイロの協力によって脱出できたコーネリアス・ジーラ夫妻が、地球爆発時の影響によって航行に変化が生じ、タイムスリップによって現代(1973年)の地球のアメリカ沖に着水するところから始まる。人類はテイラー大佐が帰還を果たしたものとして宇宙船を回収したが、中から現れた宇宙服を着た「猿」に衝撃をうけることになる。アメリカ政府は当初「猿」として扱い、各種実験をするものの、動物扱いされたジーラが抗議の言葉を発した事によって、「猿人」として扱われることになって待遇も変わり、夫妻はアメリカ市民から歓迎される。しかし夫妻への尋問によって「やがて猿が人類を駆逐し、地球の支配者になるが、彼らが引き起こした戦争によって地球が滅び去る」未来が判明すると、その未来を変えようと決意したアメリカ政府によって夫妻は政治的に迫害され、結果的に死へと追いやられる。映画にはジェイコブスの妻ナタリー・トランディ(英語版)もブラントン博士役で出演し、続く第4作と第5作でも猿役で出演している。映画は人種問題に重点を置き作られ、これは続く第4作と第5作の重要なテーマとなり、批評家からも好評を得た。第2作ほどではないが興行的に成功したため、20世紀フォックスは第4作の製作を決定した。
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