新たな変革期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 22:37 UTC 版)
2001年、21世紀最初の作品となるべく新作のレコーディングをThe Hobo King Bandとスタートする。バンドにはザ・ハートランド時代からの旧友、古田たかしがドラムで、サックスに山本拓夫がサックスで参加。レコーディングの模様は逐一「Moto's Web Server」でレポートされていった。 2001年3月、坂本龍一の呼びかけの元、地雷廃絶を訴えるキャンペーンに参加し、TBS50周年特別企画番組「地雷ZERO 21世紀最初の祈り」に出演。坂本による地雷除去のためのチャリティーソングZERO LANDMINEの制作にも参加する。 5月に非営利組織「Naked Eyes Foundation」を設立。団体の理念を「個人的な社会貢献活動を支援する非営利組織」とし自身の活動による収益一部を社会貢献に還元するものである。実際に自身の活動から経た収益を子供の貧困問題の解決に向けた救援金、湾岸戦争以降白血病やがんの子供が増えたイラクの医療への支援金、アフガニスタン紛争やイラク戦争で傷ついた子供たちのための救援金、スマトラ島沖地震、新潟県中越地震、東日本大震災といった自然災害への義援金として寄付した実績を持っている。 9月11日、アメリカ同時多発テロを受け、すぐさま「光 - The Light」を書き下ろす。祈りと慈悲と癒しが交差するこの曲は、プライベートスタジオで多重録音され、ラフミックス後すぐにMoto's Web ServerからMP3無料ダウンロードで ネット配信 された。この動きに異を唱えた所属レコード会社との交渉の末、9月18日〜30日までの期間限定配信となったが、一週間で約10万ダウンロードされることとなった。9月21・22日には、井上鑑らとスポークン・ワーズライブ「In motion 2001 - 植民地の夜は更けて」を鎌倉芸術館で行う。そのとき、観客を前に「光 - The Light」を演奏した。この曲は戦後60年を迎えた2005年8月17日に改めて有料配信され、収益を前述の通り寄付している。
※この「新たな変革期」の解説は、「佐野元春」の解説の一部です。
「新たな変革期」を含む「佐野元春」の記事については、「佐野元春」の概要を参照ください。
- 新たな変革期のページへのリンク