新たな問題発覚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 04:21 UTC 版)
改善報告書提出の際の記者会見で、大久保理事長は、私的流用はない旨を明言したが、1週間も経たずに、下記の私的流用の疑いがマスメディアで報道された。 協会名義の法人クレジットカード を、大久保理事長が、個人的な飲食費や交遊費の支払に使用していた。協会のファミリー企業であり、自身が代表者を務める株式会社オークに弁済させ、大久保個人への貸付金として処理した。2008年12月時点で、オークの大久保への貸付金は、4億8,000万円にのぼる。 2007年9月、大久保が理事長の職に在任中で、かつ退任の意向がないにもかかわらず、理事会や評議員会の承認を経ることなく、退職金名義で約5,300万円を受け取っていた。これは、2008年6月から2009年1月に返還されている。 大久保の自宅警備費を、2002年11月9日から2009年4月15日(退任日)まで協会に負担させた。 更に大久保の娘を親族企業「文章工学研究所」の役員にあてがい、勤務実態が無いのにも関わらず、年間約600万の役員報酬を不正に受け取っていた。漢字能力検定協会は、2006年(平成18年)4月から2008年(平成20年)12月末の間に、同研究所に調査研究費1,500万円を支払っており、これを着服し個人的な収入にし、遊興費に使っていた(2009年5月25日)。
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