改暦セレモニー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 13:58 UTC 版)
爆発的に増加する人口や環境破壊、資源の枯渇など、地球規模の大問題を解決するための抜本的な方策として、人類は長年空想の話でしかなかった宇宙移民を実行に移すことを決意し、その政策の推進機関として人類規模の初の統一政権である地球連邦政府を発足させることを決断する。しかし、政治的、経済的あるいは宗教的な理由から連邦政府の発足に反対する勢力は少なくなく、それらの勢力は地球各地で多くの紛争を引き起こすこととなる。連邦政府はそれら勢力を“分離主義者”と断罪し、地球連邦軍の圧倒的な軍事力で反対意見を容赦なく潰していった。前身機関の発足より五十余年、地球外の居住施設として実用段階のスペースコロニーの建造に成功した連邦政府は、宇宙移民開始をもって西暦から宇宙世紀への改暦を取り決める。 西暦の最後の大晦日、宇宙世紀への改暦を記念したセレモニーが、地球の低軌道上に位置し、首相官邸が置かれている宇宙ステーション「ラプラス」にて執り行われることとなる。セレモニーは、連邦政府初代首相であるリカルド・マーセナスを始め、連邦構成各国の代表らが参集し、グリニッジ標準時1月1日に切り替わると同時に改暦を宣言し、新たな時代の憲章である「宇宙世紀憲章」を発表する計画であった。
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