提案された広告サービス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 01:57 UTC 版)
「Phorm」の記事における「提案された広告サービス」の解説
Phormは、ユーザーの閲覧習慣を監視してそれに関連する広告をエンドユーザーに提供する行動ターゲティング広告サービスについて、BTグループ(前ブリティッシュ・テレコム)、Virgin Media、およびTalkTalk(The Carphone Warehouse所有)などの主要な米国および英国のISPと協働している。 Phormは、これらの契約により、英国のブロードバンドを持つ家庭の7割のネットサーフィンの習慣を得ることができたと話している。このサービスは、ディープパケットインスペクションを使用して、リクエストされたウェブページの中身を検査するもので、NebuAdやFront Porchのサービスと比較されている。 このサービスは、エンドユーザーには「Webwise」として売り出されており、ユーザーの関心をカテゴリ化し、その関心を特定のユーザーをターゲットにすることを望む広告主とマッチングさせることにより機能する。Phormの最高執行責任者Virasb Vahidiは、「閲覧しているうちに、インターネットでのアクションのすべてをカテゴリ化できます」「弊社は実際のところ、インターネット全体を見ることができます」と述べている。 新聞にとっての課題は、「バグダッドの2人の死者」という見出しの記事は、あまり製品に優しくないことです。……しかし、誰がそのページを見ているのかを知れば、そのときチャンスがあります。 Phorm社最高経営責任者Kent Ertugrul Phormは、収集したデータは完全に匿名であると言い、Phormがユーザーの身元や彼らが何を閲覧したかについて知ろうとすることはないと言う。また、Phormの広告カテゴリは、特定のセンシティブな語を除外しており、ユーザーの身元を明らかにしないよう広範囲にわたり選び出していると述べている。Phormは、ユーザーの閲覧を監視することにより、オンライン詐欺およびフィッシングに対する保護を提供できるとさえ話している。 ユーザーはPhormのサービスをオプトアウトできると言われている。しかし、Phormの広報担当によると、オプトアウトを実現する方法によって、訪れたウェブサイトの内容は依然、システムにミラーされることになる。オプトアウトするためには、各コンピューターの各ユーザーで使用されるすべてのコンピューターと、すべてのユーザー、すべてのhttpアプリケーションにおいて、設定(またはアドオンの追加)が必要とされる。 英国の情報コミッショナーオフィスは、英国法の下においては、Phormは、それがオプトインサービスである場合においてのみ合法であり得ると宣言している。
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