推進原理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 23:01 UTC 版)
翼断面をもつ先端部を水中で舟の左右に振り動かす際に、振る方向よりも進行方向に傾けた角度(迎え角)をつけて艪の面に揚力(ただし、斜め下向き)を発生させ、その分力によって舟に推進力を与える。先端部を水中に深く差し入れるので、先端部(図1の 8. ろした)はかなり長い。水中に深く入るよう、取っ手(5. ろうで)に角度が付けてあるものが多い。 図2 艪の先(艪の断面)から見た、水中の艪に生じる力。「合力」は艪の断面と垂直の方向に生じる。 図3 舟の横から見た力。水中の艪の傾きに垂直な力(合力)から、その分力として、下向きの力と、水平方向の力(推進力)が生じる。下向きの力は支点(7. つがえ)を経て柄(4. ろかん)を押し上げる力となるので、舟底に固定した縄(艪なわ)で受け止める。
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推進原理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/17 09:26 UTC 版)
船体下部に設置した水線下に置く航空機のような上下に動く翼により、船体全体が波を受け上下運動すると、設置した動翼も上下運動するが、これを推進力として前進に利用しようというもの。2007年5月にコンセプト実用船(双胴船で動翼2枚設置)が進水済みである。船体を上下運動させる波に向かって前進することから、さらに改良が加えられ、横から、および後ろからの波によっても前進する事ができる。
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推進原理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 08:58 UTC 版)
陽イオン源で推進剤を陽イオン化して電界の中に放出すると、正の電荷をもつ陽イオンは負電極にむかって加速運動を始める。このとき機体は陽イオンが得た運動量の総和と同じ大きさで逆向きの運動量を得る(すなわち、イオンの加速の反作用により機体が加速する)。イオン源の反対側にある負電極はグリッド状(グリッド電極)になっているため、加速された陽イオンのほとんどは負電極に衝突せず通過していく。その後、機体の外部に放出された陽イオンと同等の電子を中和器から放出し、機体の電気的中性を保つ。陽イオン源と電極・中和器は、機体の各部位の電位を維持するために電気的に接続されている。 なお、推進剤としてはキセノンを用いる場合が多い。他にリチウムやビスマスを用いる形式もある。また、高度数百km以下の低軌道を周回する衛星においては、希薄に存在する大気を吸気して、これを推進剤として利用する事が構想されている。
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