振付の記録・舞踊譜とは? わかりやすく解説

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振付の記録・舞踊譜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 15:00 UTC 版)

振付師」の記事における「振付の記録・舞踊譜」の解説

ヴァレリー・サットン ポーズをとるダンサーのヴァレリー・サットン。右はサットン開発したダンスライティングによるこのポーズ記譜法 スペインダンスであるカチューチャの動き記録した舞踊記譜 振付は、ダンス振付創作したダンサー振付師から他のダンサーたちへ、口伝手取り足取り指導、あるいは見よう見まね伝えられる世界中で古くから伝えられている舞踊ダンスは、こうして年長者から次世代代々伝わってきた。しかしフランスイタリアなど西洋舞踏会盛んになり、ダンス複雑化ダンス教養化が起こった17世紀以降ダンスを紙に記録し印刷物などで普及させる試みが始まる。 バレエコンテンポラリー・ダンスなど西洋舞台芸術ではこの時以来音楽楽譜に写すように、ダンス振付抽象化しシンボル動作回数ステップ踏み方などの要素分解し紙面記録するダンス・ノーテーション(Dance notation舞踊記譜法)を発達させてきた。 これは記録のみならずダンス教育練習ダンス研究などに利用されている。たとえば有名ダンサーダンス記録し後世舞踊譜として振付を残すことで、後の時代人々がこれに基づいてダンス再現した練習材料にしたり新たな振付参考にしたり、研究者過去ダンサー振付師たちの研究・分析批評に使うなどしてきた。 また舞踊譜民族舞踊記録など文化人類学世界で利用されている(舞踊民族学)。日本でも明治以来長年にわたり日本舞踊流派踊り各地方踊り舞踊譜記録することが、各流派人々舞踊研究者の間で行われてきた。 現代西洋主なダンス・ノーテーションには、20世紀入り確立した ベネッシュノーテーションBenesh Movement Notationベネッシュ式記譜法) ラバノーテーション(Labanotation、Kinetography Laban、ラバン記譜法) ダンスライティング(DanceWriting) Eshkol-Wachman Movement Notation などがある。日本では、各流派研究者による独自の採譜法がいろいろあるほか、東京文化財研究所五線譜のような標準日本舞踊譜」をまとめているが、読むのが難しい上同じ演目でも実は流派ごとの踊り方違いがあるなどの理由からあまり普及していない。 映像機器などの発達後、振付記録教育写真映画、ビデオなどでも行われモーションキャプチャーによる記録行われている。

※この「振付の記録・舞踊譜」の解説は、「振付師」の解説の一部です。
「振付の記録・舞踊譜」を含む「振付師」の記事については、「振付師」の概要を参照ください。

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