振付と振付師
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 15:00 UTC 版)
振付(コリオグラフィー)は、動作を行う際の人体の構成(ポーズ)や動作の流れの構成を行う芸術の一種である。ある瞬間の体のポーズや、それらにつながる一連の動きを構成することを指す。また振付作業の結果にできる一連のダンスの構成も含まれる。ダンスの世界以外に、映画やスポーツ・身体表現の分野でも用語として使用されている。 殺陣 - ステージコンバット、映画や舞台での剣戟やクンフーアクションなどを担当するのは殺陣師(ファイト・コレオグラファー)やアクション監督である。 体操(体操競技、新体操、トランポリンなど) フィギュアスケート アーティスティックスイミング マーチングバンド(隊形変化など) ショークワイア(Show Choirs, ダンスやストーリーにあわせて行うショー形式のコーラス) 大まかにいって、振付作業は動作の順序、リズム、強調すべき点を考慮して行われている。 なお振付師という日本語は日本舞踊の振付職人として享保年間にはすでに成立していたが、英語の "Choreographer" という言葉は意外に新しく、1930年代半ばから、米国へ移住したジョージ・バランシンによってミュージカルや映画の世界で広められたのが始まりである。バレエの世界では振付家は芸術監督を兼務することが多く、ダンサーに対して振付指導を行いながら舞台全体の演出も行っている。
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