投与経路による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/30 00:38 UTC 版)
経口内服薬 - β2刺激薬、キサンチン誘導体など多くが上市されている。 吸入剤 - 吸気にあわせて、大気と共に気道内へ投与する薬剤。ホルモテロール、サルブタモール、プロカテロールなどがある。 経皮貼付剤 - ツロブテロール(商品名:ホクナリンテープ)などがある。初回通過効果を受けない、血中濃度が安定しているなどの長所がある。 注射剤 - テオフィリンやアドレナリンなどがある。速効性に優れる。
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投与経路による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/28 06:07 UTC 版)
詳細は「投与経路」を参照 薬液を投与する部位によって効き方(薬物動態)が異なる。以下のように分類される。 皮内注射 表皮と真皮の間に薬液を投与する。ツベルクリン反応、プリックテストなど検査で用いられる。投与量は0.1 - 0.2 mLと少量。 皮下注射 皮下組織に薬液を投与する。針は皮膚に対して斜めに刺す。数 mLまで投与できる。有効成分は比較的緩徐に吸収される。吸収は毛細血管の血流に影響されるため、血管収縮薬と併用すると吸収が遅延する。 筋肉内注射 筋肉中に薬液を投与する。針は皮膚に対し垂直に近い角度で刺す。数 mLまで投与できる。一般に皮下注射より有効成分の吸収は早い。筋肉が未発達な小児への筋肉注射は大腿四頭筋拘縮症の原因の一つといわれている。また、筋肉内には神経や動脈が走っているので投与の際は損傷を避ける必要がある。 静脈内注射 (静注) 薬液を直接静脈内に投与する。容量の制限がなく、効果の発現も早い。100 mL 以上で水分、栄養素の投与などを目的とするものは一般に『輸液』と呼ばれている。少量を一度に投与する場合には注射器を用いるが、50 mLを超える場合には点滴で投与する。輸液ポンプを使って長時間一定速度で投与する方法もある。一般的には末梢の静脈に投与するが、高カロリー輸液は中心静脈に投与する。 その他 抗癌剤などを直接病巣に到達させる動脈内注射や、脊椎麻酔の際に行われる脊髄腔内注射、若齢動物や小動物に対して行われる腹腔内注射などがある。
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