所有 (言語学)
所有構文
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/03 09:21 UTC 版)
〈…の〉という名詞句を作るには以下の2通りの方法がある。 所有者を表す名詞の声調を下降調(いわゆる「きしみ声調」)に変化させる(たとえば以下の例では ကျနော် /t͡ɕənɔ̀/ チャノー が ကျနော့် /t͡ɕənɔ̰/ チャノォ に変化している)。 助詞 ရဲ့ /jɛ̰/ イェ を所有者を表す名詞に後置する。 ကျနော့် (ရဲ့) ဆရာ 転写: kya noʻ' (rai') charā IPA: /t͡ɕənɔ̰ (jɛ̰) sʰəjà/ カナ表記: チャノォ (イェ) サヤー グロス: 私.男性 (の) 先生 訳:「僕の先生」 ただし ရဲ့ は省略することが可能である。また1.のパターンでも ကျမ /t͡ɕəma̰/〈私(女性)〉のように元から下降調で終わる語の場合は結果的に発音が変化しないということになる。 ကျမ (ရဲ့) ဆရာ 転写: kya ma (rai') charā IPA: /t͡ɕəma̰ (jɛ̰) sʰəjà/ カナ表記: チャマァ (イェ) サヤー グロス: 私.女性 (の) 先生 訳:「私の先生」
※この「所有構文」の解説は、「ビルマ語」の解説の一部です。
「所有構文」を含む「ビルマ語」の記事については、「ビルマ語」の概要を参照ください。
- 所有構文のページへのリンク