怪獣ボール セブンガー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 07:27 UTC 版)
「ウルトラマンレオの登場怪獣」の記事における「怪獣ボール セブンガー」の解説
第34話「ウルトラ兄弟永遠の誓い」に登場。 セブンに変身できなくなったダンのため、郷秀樹(ジャック)がウルトラの星から持ってきた怪獣ボールから現れるロボット。鈍重な容姿からは想像できない高い戦闘能力と機動力、堅牢な装甲を持つが、1分間しか活動できず、しかも50時間は休まなければ再起動できないという致命的な弱点があるため、劇中では1回しか使用されていない。ジャックとレオの2人がかりでなければ対抗できないほど強いアシュランを格闘戦で圧倒するも時間切れとなり、あと少し(劇中のナレーションによれば「あと10秒」)でアシュランを倒せるところで煙のように消えてしまった。 デザインは大澤哲三。 「怪獣ボールから現れるロボット」という設定は、『レオ』の番組強化策に際して「『セブン』でダンがカプセル怪獣を使っていたことに倣い、『レオ』にもカプセル怪獣を出しては」という青年ファンたち(後年、竹内博が主催することとなる特撮研究団体「怪獣倶楽部」の面々)の発案を採用したプロデューサーの熊谷健によるものである。 『ウルトラ怪獣全百科』では、「ボール怪獣」とも解説されている。 劇中未使用だが、『ウルトラマンオフィシャルデータファイル』[要文献特定詳細情報]の解説では冷凍ビーム、レーザー光線、火炎放射器など7つの装備していると記述されている。 書籍『心にウルトラマンレオ』では、「強力すぎるがゆえに敵に奪われて悪用された場合を想定して時間制限をもうけたのでは?」と考察されている。 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では、監督を務めた坂本浩一が『レオ』のファンであることから、当初はダンのカプセル怪獣3体と共に登場する案があったとBDのオーディオコメンタリーで語られている。 劇中にはないレオ、セブンガー、アシュランが同時に映っているスチール写真が存在する。 『ウルトラマンZ』の放送に合わせてYouTubeで公開された「ウルトラマンゼット&ゼロ ボイスドラマ」の第4回では、ウルトラマンゼロが初代セブンガーを紹介しているが、「俺の師匠ウルトラマンレオが怪獣ボールを使って呼び出す」と誤った説明をしていた(上記の通りセブンガーを使えるのはその名の通りウルトラセブンだけである)。ゼットからは「なーんかヘンな顔ッスねー」、ゼロも「見た目はともかく、結構高い戦闘力を持ってるんだぜ」と言われている。その後、第22回では宇宙警備隊採用試験の筆記問題として名前が登場し、試験に挑んだゼットはゼロの説明を参考に「レオ」と解答したが、自己採点で解答の間違いに気づき、そのショックを引きずることとなった(試験自体は通過していた)。
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