後継船について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/22 04:03 UTC 版)
「ニューとびしま」は、建造以来20年が経過し、耐用年数が近づいたことから新造船を就航させることにし、2008年4月に建造を開始した。2008年4月20日付山形新聞の報道によると、要目は次の通りである。 現行船と同様双胴船で、船体の大きさも現行船とほぼ同じ。 利用客の減少と船内設備に関わる法律改正の影響により、旅客定員は230人程度に減らす。 船体をアルミニウム軽合金製の軽量船にする。これにより、航海速力が19ノットにアップし、航海時間が10分ほど短縮される。 船内のバリアフリー化を図り、席のピッチや通路が現行船より広く取られる。 船底の桟敷席を廃止するものの、カーペット敷き桟敷席(定員16人)は設置される。 障害者用のトイレが設置される。 酒田、飛島両港に、新船に合わせた乗降用タラップを新設する。 現行船に設置されている船備え付けのクレーンを廃止する。本船で運ばれるコンテナの荷下しのため、酒田、飛島両港にクレーンを新たに設置する。 建造費と建造に関わる港湾整備をあわせて、総事業費は11億8000万円。 2010年6月28日、後継船の進水式が酒田市の阿部市長出席のもと尾道市の瀬戸内クラフトで行われ「とびしま」と命名された。アルミニウム製の双胴型旅客船217t全長39m幅10m、現行「ニューとびしま」と比較して定員は70減の230人となるが、バリアフリーに対応し車椅子席も設けられた。建造費は7億2,000万円、2010年7月17日に就航。 「とびしま」 総トン数 217t 全長 39.41 m 旅客定員 230 名 航海速力 19ノット(時速約35km) 燃料 A重油 出力 2,367馬力×2 建造 瀬戸内クラフト
※この「後継船について」の解説は、「ニューとびしま」の解説の一部です。
「後継船について」を含む「ニューとびしま」の記事については、「ニューとびしま」の概要を参照ください。
- 後継船についてのページへのリンク