強化呪文書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 15:02 UTC 版)
ゲーム内では、装備類のステータスを上げることのできる強化呪文書がある。主に「強化書」「書」などという。これにより、上記のステータスを上昇させることができる。装備を強化するのは、UG(アップグレード)と言われ、その可能回数を主に「UG数」「UG可能回数」などという。強化の手順から、「貼り」などと呼ばれることが多い。また、装備種類によって手に入れた際のUG数が決まっているが、種類で決められたUG数より初期UG数が多い特殊な装備もあり、強化効率が高い為、高値で取引される。 書には、10%、15%、30%、50%、60%、70%、100%の成功確率が決められており、失敗した場合は強化されないまま残りUG数が減る。しかし確率が低いほど成功した時の強化性能は高いため、目指す性能によって書の選択が重要となる。このうち30%と70%は「呪われた」という修飾が付き、強化に失敗すると、その強化対象の装備が、50%の確率で消失する(100%中30%で成功し、100%中35%で消失し、それ以外で何も起こらない[強化失敗]になる)。ゲーム内では、「闇った」「闇」「消えた」などと呼ばれることが多い。 これらの書は、装備の系統ごとに強化できるステータスが異なり、確率は低いがmobからドロップすることがある。また呪われた書は、設定されているmobが非常に少なく、主に前述のガシャポンから出ることが多い。また、一部のクエストの報酬にも含まれていることがある。なお、一部の100%の書は格安で特定のNPCから買うことができる。また、2006年11月29日のアップデートで装備不可能な装備類でも強化書が張ることができるスキル「大工の魂」で強化が可能となり、2007年4月25日には顔の飾りと目の飾りを強化をできる書が追加された。 また、通常の成功率ではない書もみられた。4周年記念期間には、成功率40%、破壊率30%の書が登場し、2007年11月の期間・土曜日限定クエストでは、成功率10%と60%の書をそれぞれ15%と65%に向上することができた。 2008年5月28日のアップデートでは白の書、混沌の書、防寒の書と呼ばれる書が実装された。これらの書は今までの書と比べると特殊な書である。 白の書は、強化に失敗したときに減るUGを1戻すことができる書である。だが成功確率が1%、3%、5%、と今までの書と比べると格段に低く、また呪われたという修飾がつく書と同様に強化に失敗したとき、一定確率で強化対象の装備が消失する(n%の成功確率の書で消失する確率は2n%となる)。現在は20%の白の書も実装済みである。20%の白の書は、破壊率が50%となっている。 混沌の書は、今までの書とは違い、成功時に一定の能力が上昇するのではなく、ランダムで能力が上がる書である。また、能力が上がらずに下がることもある、大変ギャンブル的な要素がある書でもある。この書は60%の成功確率のものしか実装されていない。上位に能力が下がらない肯定の混沌の書があるがこちらは成功率が30%と更に低い。 防寒の書は、エルナス地方でHPが自然減少してしまうものを抑えるための書である。この書はマントにしか強化することができず、成功確率は10%のものしか実装されていないが、ugはいくら貼っても変わらない。 スパイクの書 靴に貼る強化書である。成功率は10%だが、雪のマップでも滑らなくなったり、mobの攻撃で吹き飛ばされにくくなる。こちらもugはいくら貼っても変わらない。
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