幻覚宇宙人 メトロン星人Jr.
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 17:20 UTC 版)
「ウルトラマンAの登場怪獣」の記事における「幻覚宇宙人 メトロン星人Jr.」の解説
第7話「怪獣対超獣対宇宙人」、第8話「太陽の命 エースの命」に登場。名称はメトロン星人Jr.(メトロンせいじんジュニア)。 劇中では明示されていないが『ウルトラセブン』に登場したメトロン星人の子供で、顔の色は初代のものとは少し違い、初代で特徴的だった発光部分を含めてオレンジ一色で、目は緑色。さらに手は五本指、足首には手と同じヒラヒラがあるなど、初代とは明確に異なっている。また、顔の中心部には初代になかったV字型の切れ込みがある。性格は初代と比べると凶暴かつ好戦的で、格闘戦を得意とする。武器は両手から放つショック光線。宇宙人形態では一言もしゃべっていないが、竜五郎隊長曰く目的は「地球の破壊」。ヤプールとの関係性は不明。 大型ミサイル・マリア1号の発射場に地底から突如出現し、発射直前の一帯を破壊する。TACの山中隊員の婚約者であったTAC通信隊員・高階マヤをショック光線で殺害し、彼女に憑依してTAC基地に侵入すると、兵器開発部にあったマリア1号の設計図を納めた金庫を破壊してTACの警備隊員と通信隊員を殺害し、TAC基地を破壊して甚大な被害を与える。宇宙人形態での逃走中、北斗星司のTACガンによる銃創を彼がマヤを襲ったものと山中に誤認させた後、マリア2号の発射を妨害しようとするが、山中に北斗を撃たせようとするなどマヤとは異なる攻撃的な言動に加え、山中から贈られていた婚約指輪の引き渡しを要求するという南夕子の機転に気づかず平然と応じたことから、正体が露見する。 巨大化してドラゴリーを指揮し、さらに突如現れたムルチと共にAと闘う。頭突きを繰り出すもAに避けられてドラゴリーと正面衝突するなど、あまり連携が取れていない様子も見られるが、次第にAを追い詰めていく。エースバリアでドラゴリーと共に一時封印された後、マヤの復讐に燃える山中が操縦するTACスペースに攻撃されてバリアが破壊されると、TACパンサーとTACスペースを破壊して姿を消す。まもなく再び出現してTACジープを破壊した後、ドラゴリーと共にAと戦うが、Aのストップフラッシュで足止めされてバーチカルギロチンで両断され、臓器や血液とうかがえる内容物を大量に溢れさせながら絶命する。 スーツはウェットスーツ製である。造形家の品田冬樹はスーツの素材がウルトラマンと同一のものであり胸部の形状などから、ウルトラマンスーツを改造したものと考察している。 『ウルトラマンメビウス』第25話では、ドキュメントTACに「メトロン星人Jr.」の名称で記録されているほか、ドラゴリーを指揮していた旨がテッペイによって解説されており、ヤプールとの関連も示唆されている。
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