幻夜号乗客
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/12 21:42 UTC 版)
雁ヶ谷 空海(かりがや そらみ) 高校3年生。沖縄出身。好物はバナナ。鉄道を極端に嫌う母親のため、モノレールを含めあらゆる鉄道に乗ったことがなく、修学旅行にさえ行かせてもらえなかった。亡くなった父親はパイロットだったが、飛行機にも乗ったことがない。小・中学生時代は男子に「クウカイ」呼ばわりされたイジメられっ子であった(そのため、軽度の男性不信の節がある)。 名前の由来は国鉄柳ヶ瀬線雁ヶ谷駅(昭和39年廃止)から。[要出典] 日置 健太郎(ひおき けんたろう) 26歳。千葉出身。カエデ探偵事務所に勤務。自称・鉄道考古学テツ。幻夜号の乗客として稚瀬布駅に向かう途中、雪で車が立往生した空海と中在家に遭遇し、空海を連れて幻夜号に乗車する。テツの中では最も常識的な言動で空海の信頼を得るが、深夜に個室で死亡しているのが発見される。 名前の由来は鹿児島交通枕崎線日置駅(昭和59年廃止)から。[要出典] 今福 健至(いまふく けんじ) 35歳。埼玉出身。獣医師で専門は内科。好物はジャーマンハンバーグ定食。コレクションテツで、車中の様々なものを盗み出そうとしては止められる。 名前の由来は松浦鉄道西九州線今福駅から。[要出典] 中ノ郷 清(なかのごう きよし) 40歳。東京出身。機器メーカーエンジニア。好物は柿ピーと冷凍みかん。撮りテツで、あらゆる休みを全て山口線の撮影に費やしており、それが原因で妻と離婚した。 名前の由来は国鉄柳ヶ瀬線中ノ郷駅(昭和39年廃止)から。[要出典] 杉津 治彦(すいづ はるひこ) 30歳。京都出身。フリーター。好物は苺ジャムを塗った食パン。乗りテツ。鉄道全駅の全設備を使い切った乗降を達成している。 名前の由来は国鉄北陸本線杉津駅(昭和37年廃止)から。[要出典] 沼尻 孝一(ぬまじり こういち) 24歳。新潟出身。市職員。好物は新潟名物へぎそば。時刻表テツで「理想のダイヤ」を考案し、それがJRに一部採用される。空海に一目惚れ(?)し「空海とオレのラブ・ダイヤ」なるものを作成する。 名前の由来は磐梯急行電鉄沼尻駅(昭和44年廃止)から。[要出典] 竜ヶ森 集(りゅうがもり しゅう) 23歳。鎌倉出身。大学生だが本人曰く「一応大学に籍は残ってる」という状態とのこと。好物はカレーライス。模型テツで、車内中のあらゆるものを黙々と測る。両親も住む敷地30坪の自宅に、実物に直すと総延長500キロメートルに相当する約3.3キロメートルのNゲージの鉄道模型レールを張り巡らせている。聞かれもしないのに自らの得意分野をしゃべりたおす他のテツと異なり、自ら進んで話すことは稀で、問われても「……どうしても聞きたい?」と問い返してから、非常に短い言葉を発する。また、場の空気に囚われずマイペースを貫く。 名前の由来はJR東日本花輪線龍ヶ森駅(現安比高原駅)から。[要出典]
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