帝国の要人
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マクシムス・デシムス・メリディアス(Maximus Decimus Meridius) 演 - ラッセル・クロウ 主人公。ローマ軍の将軍で、属州ヒスパニア出身。アウレリウス帝の寵愛を受ける勇敢かつ聡明な人物だが、コモドゥスとの対立によって奴隷に身を落とす。 作中における架空人物であるが、マルクス・ノニウス・マクリウスという実在した執政官がモチーフとされている。 またノニウス以外にもキンキナトゥス、スパルタクス、ナルキッソス、ヒスパニアのマキスマスなど複数の人物も参考となっている。 ルキウス・アウレリウス・コモドゥス(Lucius Aurelius Commodus) 演 - ホアキン・フェニックス マルクス・アウレリウスの共同皇帝(在位:177年 - 180年)、第17代ローマ皇帝(在位:180年 - 192年)。アウレリウス帝の嫡男で、策謀に長けた傲慢な野心家。賢帝たる父に屈折した感情を持ち、情緒不安定な部分がある。 自分よりも父から信頼されている旧友マクシムスに不安を覚え、父を殺した上でマクシムスを失脚させる。 ルシッラ(英語版)(Lucilla) 演 - コニー・ニールセン コモドゥスの姉。若き日はマクシムスの恋人だったが、身分の差から結婚を諦めマルクス・アウレリウスの共同皇帝ルキウス・ウェルスと結婚する。 当面の跡継ぎとされた一人息子のルキウスと共に皇帝を支えるが、次第に弟へ恐怖を感じ始める。 ルキウス・ウェルス〈子〉(Lucius Verus) 演 - スペンサー・トリート・クラーク ルシッラの子で、コモドゥスの甥。作中、マクシムスから名を尋ねられ、「父の名を継いだ」と発言していることから、父は皇帝ルキウス・ウェルスと推察される。 マルクス・アウレリウス(Marcus Aurelius) 演 - リチャード・ハリス 第16代ローマ皇帝(在位:161年 - 180年)。賢帝と呼ばれた老帝で、冒頭では蛮族との戦い(マルコマンニ戦争、162年 - 180年)に出陣している。 帝政に限界を感じて再び共和政による支配へとローマを戻そうと計画するが、実子コモドゥスに暗殺される。 クィントゥス(Quintus) 演 - トーマス・アラナ ローマ軍の将軍。マクシムスの同僚として従軍していたが、コモドゥスに従って反逆したマクシムスを捕らえる。 功績によって近衛隊長に栄達を果たすが、マクシムスを裏切ったことには罪悪感を抱いている。 グラックス議員(Senator Gracchus) 演 - デレク・ジャコビ 元老院議員。皮肉屋だが、高潔な性格の持ち主。民を味方にしたコモドゥスに感心しつつ、その独裁を押し留めようと奔走する。 ガイウス議員(Senator Gaius) 演 - ジョン・シュラプネル(英語版) 元老院議員。グラックスと並んで反コモドゥス派に立つ。ローマの共和政移行を望んでいる。 ファルコ議員(Senator Falco) 演 - デヴィッド・スコフィールド(英語版) 元老院議員。パトリキ階級で、コモドゥスに取り入り権勢を得る策謀家。 キケロ(Cicero) 演 - トミー・フラナガン マクシムスの従者。主人が剣闘士に身を落とした後も従い続け、密かにマクシムスを助ける。
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