帝国の落日
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/03 14:29 UTC 版)
ショウ・ブラザースを離れたレイモンド・チョウ(鄒文懐/Raymond Chow)は、ゴールデン・ハーベストを設立し、古巣を激しく追い上げる。とくにゴールデン・ハーベストと契約したブルース・リー、ジャッキー・チェンの爆発的ヒットに対し、1982年に公開された『ブレードランナー』など様々な海外の映画に出資して国際化を試みる。 しかしかつての勢いを失ったショウ・ブラザーズは低迷を続けた。一方、この頃にはテレビの影響も無視できなくなり、ランラン・ショウは、自身が経営するテレビ局である無綫電視に、次第に経営の軸足を移して行く事となる。1985年にはラミー・ショウが死去、撮影所も活動を停止し、香港映画界の黄金時代を築いた帝国も、ついに終焉を迎えることになった。 多くの作品が日本では紹介されないままだったが、1999年に香港のCelestial Picturesが760本もの作品の権利を買いつけたため、膨大なライブラリーが公開されることになった。日本ではこれをうけ、2004年からキングレコードより「ショウ・ブラザース 黄金のシネマシリーズ」としてDVDがリリースされた。
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