岳の同級生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 04:01 UTC 版)
「泣いちゃいそうだよ (小説)」の記事における「岳の同級生」の解説
大沢七星 (おおさわ ななせ) 「大きなくまの背中としっぽ」から登場。天真爛漫な性格で運動神経抜群。北斗の双子の妹。小学生の時に母・大沢華を亡くしており、母といっしょに入れる親友の荻野カレンを見て、羨ましそうに見ていたこともある。家庭科部に入っており、母に変わって料理をしてきたからか、料理がうまい。中学生になる前に広瀬家が住んでいるマンションに引っ越してきて、その時に見た広瀬岳に一目惚れしている。が、親友のカレンの思いや、岳の気持ちを考えて、潔く身を引いている。その後、クラスメイトの山内真澄に片想いをしており、家庭科部で作った料理を差し入れすることもある。天真爛漫な性格故、真澄の姉の山内真琴に気に入られていて、暗い真澄にぴったりだと思われている。劇で「男女逆転ロミオとジュリエット」のロミオをやっており、演技力もあることが判明した。その時に見ていた父や、双子の兄・北斗、祖父母にもうまいと言われている。一度、父と北斗の元を離れ、祖父母の家で暮らしていたが、祖父母の許しを得て戻ってきている。容姿が母にとても似ている。名前の由来は「北斗七星」の七星から。 大沢北斗 (おおさわ ほくと) 「大きなくまの背中としっぽ」から登場。天真爛漫な性格の妹・七星とは異なり、冷静かつ成績優秀。七星の双子の兄。七星と同様、小学生の時に母・大沢華を亡くしている。母がおらず、寂しい思いをしているそぶりのある七星のことを心配しており、少々シスコン気味。七星が真澄に片想いをしていることをよく思っていない。機械系に強く、学校では壊れた時計の修理も行なっている。英語もうまく、1年でコンテストに優勝している。七星とは双子ということもあり、顔が似ていて、七星が男装した姿は北斗そっくりである。「男女逆転ロミオとジュリエット」の時に男装した七星を、知らない人が見ると北斗自身だと思われると、七星が愚痴をこぼしていた。名前の由来は「北斗七星」の北斗から。 荻野カレン (おぎの かれん) 「信じていいの?」から登場。ショートカットの美人で、成績優秀。広瀬岳に片想いしており、岳の心の中には、大村泉がいるともわかっているが、岳にはアプローチを続けている。泉はカレンが岳と仲良さげ、噂もあり、カレンと岳が付き合っていると思っていた。バレンタインデーに告白するも「好きな人がいる」と断られた。岳が好きすぎるあまり、ダイエットしようと拒食症になってしまった。その後、岳の兄・広瀬崇とその彼女の小川凛、親友・大沢七星の協力もあり、岳の作ったものを食べるということで、拒食症を直している。父よりも母に懐いている傾向があり、英語のコンテストで何も喋れなかったのを父が見ていたせいにしようとしたこともあった。が、北斗に指摘され、父たちの前で泣いている。引っ越してきたばかりの七星と仲良くしていたところなどから、根は優しい模様。番外編では泉に対する思い込みと偏見を美咲に注意される。 山内真澄 (やまうち ますみ) 「ずっといっしょにいようよ」から登場。名前だけなら「いっしょにいようよ」から判明している。山内真琴の弟。体が弱く、気弱な性格。岳と仲が良く、その言動から岳のことが好きなのかと思われていた。ピアノを習っていて、クラスメイトの大沢七星にもおすすめの曲を紹介している。少々シャイで、最初は七星のことを呼び捨てにすることを渋っていたが、最近は慣れてきた様子。体が弱かったせいか、中学生になった今でもいじめられることがあるが、姉の真琴の彼氏・誠に守ってもらったりしている。劇で「男女逆転ロミオとジュリエット」のジュリエット役をやっており、女装した姿はあまりの美少女ぶりに、姉である真琴も驚いていた。春休みに七星とデートしていて、先輩である大村泉の行きつけの手芸屋さんで姉・真琴と泉と居合わせた。その時に、七星のことを呼び捨てにしていることを真琴に指摘され真っ赤になっていた。少なからず七星には心を開いている様子。
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