岳のぼり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 04:22 UTC 版)
「二上山 (奈良県・大阪府)」の記事における「岳のぼり」の解説
古くから、二上山の水を農業に使っている大和国側の「ダケ郷」の村人が、春に「岳のぼり」と称し、二上山に登り、神を迎えていた。「嶽の権現さん、雨降ってたもれ」「嶽の権現さんは幟がお好き、幟持ってこい、雨降らす」と言いながら、のぼりや提灯をもって登拝し、稲作りに必要な雨を願うという水神的性格の祈雨の登山であった。大和高田市域の築山村・神楽村からも徒歩で村人が往来した。現在は有志により、毎年4月23日に「岳のぼり」が行われている。「ダケ郷」とは「嶽郷四十八ヶ村」といって、明治22年の町村制施行後の村である二上村、下田村、五位堂村(以上香芝市)、當麻村、磐城村、新庄村(以上葛城市)、陵西村、浮孔村、高田村、磐園村、土庫村、松塚村(以上大和高田市)に含まれる48大字のことである。
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