山名神社天王祭舞楽とは? わかりやすく解説

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山名神社天王祭舞楽

名称: 山名神社天王祭舞楽
ふりがな やまなじんじゃてんのうさいぶがく
種別1: 民俗芸能
保護団体名: 山名神社天王祭舞楽保存会
選択年月日 1974.12.04(昭和49.12.04)
都道府県(列記): 静岡県
市区町村(列記): 周智郡森町飯田
代表都道府県 静岡県
備考 遠江森町の舞楽 所在地同一都道府県内のもの(このデータ種別1から移行しています)
解説文:  これは静岡県周智郡森町飯田伝承されているもので、山名神社祭典七月十四十五日に最も近い土曜日曜日祭屋台御輿練行あり)のおり、境内舞殿【まいや】で奉納される
 各地社寺伝承されている稚児主体とした舞楽一つであるが(同森町小国神社天宮神社もある。)、風流舞楽化している点に他には例を見ない特徴がある。
 最初、稚楽音取風の「まくり」で始まり楽器は笛、太鼓大鼓)、「八初【やつはち】児の舞」「神子【みこ】の舞」「鶴の舞」「獅子の舞」「迦陵頻かりょうびん】の舞」「竜【りょう】の舞」「蟷螂とうろう】の舞」「優●【うでん】獅子の舞」八曲が舞われる
 元禄十四年の「舞楽指南書」には摂州天王寺のを習い覚えたように記してあるが、舞い手、竜()、蟷螂カマキリ)などの作りものを頭にいただく姿、また「竜の舞途中舞い手よじ登り逆さになって上半身あおって見せ散楽風などは、正統舞楽とは趣き異にし、独特の味わい持っている
民俗芸能のほかの用語一覧
渡来芸・舞台芸:  尻高人形  尾口のでくまわし  山之口の文弥人形  山名神社天王祭舞楽  嵯峨大念仏狂言  川原狂言  弥彦神社の舞楽

山名神社天王祭舞楽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/09/04 09:50 UTC 版)

山名神社天王祭舞楽(やまなじんじゃてんのうさいぶがく)は、静岡県周智郡森町飯田に伝わる民俗芸能の舞楽7月14日、15日に最も近い土日に行われる山名神社祭典天王祭)の折り、境内の舞殿で奉納される。

概要

各地の寺社伝承されている稚児を主体とした舞楽の一つであるが、風流が舞楽化している点には他に例を見ない特徴がある。「八初児」「神子舞」「鶴」「獅子」「迦陵頻」「龍」「蟷螂」「優填獅子」の8曲が舞われるが、舞い手が鶴、竜、蟷螂などの作りものを頭にいただく姿、また「竜の舞」の途中、柱によじ登り逆さになりえびぞる動作をするなど、小国神社の舞楽天宮神社の十二段舞楽とは対照的な、正統舞楽とは趣きを異にした独特の特徴がある。

1974年昭和49年)12月4日記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財に選択され、1982年(昭和57年)1月14日には、小国神社の舞楽および天宮神社の十二段舞楽とともに遠江森町の舞楽として重要無形民俗文化財に指定された。




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