小沢民主党への危機感とは? わかりやすく解説

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小沢民主党への危機感

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 07:01 UTC 版)

青木幹雄」の記事における「小沢民主党への危機感」の解説

2007年第21回参院選に向け、かつては同じ派閥であった民主党代表小沢一郎相次いで打ち出した農家への個別所得補償など地方重視政策対し市町村合併によって共に戦う地方議員減少地方自民党離れなどの悪条件察知した青木は深い危機感募らせた。そのため、安倍総裁小沢民主党の脅威地方重視政策再三渡って忠告した。また参議院与党過半数割れになった場合与党過半数割れすれば法案は1本も通らず安倍内閣自民党も完全に死に体だ。国民黙っておらず、衆院解散して民意問え、となる」と述べ与党敗北すれば政権運営の困難化早期解散総選挙避けられない見通し示した。 しかし、安倍積極的に検討せず、そこに年金問題閣僚不始末に対す自民党への不信が高まる中、青木改革国民に示すべく安倍内閣天下り規制などの公務員改革案に乗り参院選年の会期延長による審議時間確保民主党委員長による逆転委員会対す中間報告による強行採決などの「奥の手」を通じて公務員改革法成立させたが、参院選自民党惨敗37議席)に終わり民主党参院第1党奪われた。また参院津島派参院幹事長片山虎之助青木側近景山俊太郎らが落選当選者がわずか3名で町村派参院第1派閥引き渡した影響力低下が確実となり、青木党参院議会長の職を辞任し、党島根県支部連合会長職の辞意表明した参議院自民党最高顧問新設し就任打診したが、固辞した。特に、景山落選は、島根県衆参議席自民党占めていた一角崩れたこともあり、竹下王国あるいは青木王国の崩壊とまで言われた。 しかし参議院のドンとして築いてきた様々な人脈政治勘もあり、参議院自民党幹部青木物事相談することがしばしばあり、党内隠然たる影響力持っていた。

※この「小沢民主党への危機感」の解説は、「青木幹雄」の解説の一部です。
「小沢民主党への危機感」を含む「青木幹雄」の記事については、「青木幹雄」の概要を参照ください。

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