対戦格闘ゲームにおける永久パターン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 08:55 UTC 版)
「永久パターン」の記事における「対戦格闘ゲームにおける永久パターン」の解説
対戦格闘ゲームでの永久パターンは原義とは異なり、「相手をノックアウトするまで決められる連続技」を指すことが多い。 狭義には「相手の体力が無限であると仮定すれば永久にループできる連続技」である。「永久コンボ」「無限コンボ」等と呼ばれている。大抵のゲームでは、可能だったとしてもよほど状況を限定し、かつ入力のタイミングが相当厳しくなるようにゲームバランスを調整される。実現性が高いほど、競技性を損わせるとして忌避されやすくなる。 同一パターンのループはせず、単純にダメージ量が多すぎて連続技が最後まで入るまでにノックアウトとなる(一度の行動パターンで相手を倒しきる)場合は「即死コンボ」「10割コンボ」として区別される。ただし、初代ストリートファイターの密着して放った時の昇竜拳(体力ゲージを約4割弱削る攻撃が3ヒット)のように同じ技の多段ヒットの結果威力が大きくなりすぎた場合や、アーケード版北斗の拳の一撃必殺奥義のように最初から一発で相手の体力を0にできる技がコンボに組み込めるものは即死(10割)コンボなどとは言わない。 なお、定義上永久コンボは即死コンボになるはずだが、実際はコンボをつなげていくと攻撃力が下がる補正がかかるのが普通なので、タイムアップまでやっても相手を倒せなかったりするものや、コンボの上限ダメージがあるゲーム(『月華の剣士(二幕)』の限界ダメージなど)の場合は時間制限がなくても「永久だが即死不可能」というコンボも存在する。 なお、対戦格闘ゲームでも本来の意味の永久パターンが見つかることも稀にある。例えば、『ストリートファイターII』のボーナスステージで春麗が三角跳びを繰り返す、ダブルノックアウトをし続けることで無限に延長ラウンドを行うなどが該当する。ダブルノックアウトが永久パターンに繋がったため、後継の作品では対策として「ダブルノックダウンは両方のプレイヤーに一本与える」「延長ラウンドを1回に制限」「完全引き分けは両者敗戦として扱う」などといった対策が講じられている。
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