家形石棺とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 文化 > 道具 > 石棺 > 家形石棺の意味・解説 

家形石棺

(家型石棺 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/29 23:30 UTC 版)

家形石棺(いえがたせっかん)とは、古墳時代にみられる石棺の一種。

特徴

蓋石が屋根形で、身は刳抜式または組合式の箱状の石棺である。蓋石の四方の傾斜部に断面長方形の縄掛突起がある。古墳時代中期後半~終末期まで長期間用いられた。末期には身に格狭間を施したり、縄掛突起に蓮華文を彫ったものもみられる。身の前面や側面に入り口を設けた横口式石棺もある。畿内のものは竜山石兵庫県高砂市産)、二上山白石(二上山麓産)、阿蘇ピンク石熊本県宇土半島産)などが用いられる。

家形石棺が出土した主な古墳

東北地方

関東地方

中部地方

近畿地方

中国地方

九州地方

ギャラリー

家形石棺の変遷

立断面図

その他

参考文献

  • 間壁忠彦 『石棺から古墳時代を考える』同朋舎出版、1994年1月
  • 田村晃一・合田芳正 『考古学探訪の基礎用語』山川出版社、4頁、2000年7月

関連項目






家形石棺と同じ種類の言葉

このページでは「ウィキペディア」から家形石棺を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から家形石棺を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から家形石棺 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「家形石棺」の関連用語

家形石棺のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



家形石棺のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの家形石棺 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS