実戦への復帰から現役引退まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 03:25 UTC 版)
「赤松真人」の記事における「実戦への復帰から現役引退まで」の解説
2018年のレギュラーシーズンには、3月18日に、中日とのウエスタン・リーグ公式戦(山口県岩国市・絆スタジアムで初めて催されたNPB公式戦)の8回裏に代走へ起用。2016年CS以来の公式戦復帰を果たすと、9回表から左翼手として試合終了まで出場した。「1番・中堅手」としてスタメンに起用された7月21日の対オリックス・バファローズ戦(富田林バファローズスタジアム)1回表の第1打席では、2015年の同リーグ公式戦以来3年ぶりの本塁打を、松葉貴大からの先頭打者本塁打で記録している。カムバック賞への第1関門である一軍公式戦への出場には至らなかったものの、ウエスタン・リーグ公式戦では、55試合の出場で打率.237、1本塁打、5盗塁を記録。シーズン終了後の契約交渉では、前年に続いて減俸率の上限適用提示を受けながらも、「翌年も戦力として考えている」という球団の評価を背景に、推定年俸2025万円という条件で契約を更改した。 2019年には、9月上旬までウエスタン・リーグ公式戦46試合に出場。打率.143、0本塁打、3打点、2盗塁という成績で、一軍への復帰には至らず、9月7日には現役を引退することを発表した。この発表を受けて、球団では9月下旬にマツダスタジアムで組まれていた対中日戦を、赤松の引退試合として開催した。当初は9月22日に開催する予定であったが、雨天で中止になったため、同月27日にレギュラーシーズンの最終戦として組み込まれた。赤松は、この試合の9回表から、「4番・中堅手」として、2016年10月1日の対ヤクルト戦以来1091日ぶりに一軍公式戦へ出場。守備や打席の機会はなかったものの、試合終了後の引退セレモニーで「最高の気持ち(チームのリーグ優勝)から一転して(胃がんが見付かったので)、本当にどん底に落とされました。『こんなにも好きな野球がもうできなくなるのか』と、正直何度も諦めかけました。(ファンの皆さんからの)応援は、(そんな自分にとって)絶大なパワーになりました。(胃がんの手術後に)一軍に上がれないまま、(今日が)引退試合になってしまってすみません」と述べた後に、チームメイトから5回にわたって胴上げされた。
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