宗教教育と明照殿
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 09:45 UTC 版)
「東海中学校・高等学校」の記事における「宗教教育と明照殿」の解説
生命尊重の仏教精神に基づく教育の下で、広く生命を尊重する「共生(きょうせい・ともいき)」の心を培うことを目指している。東海中学第2代校長の椎尾弁匡は、大正から昭和の初めにかけて共生の大切さを説いて共生運動を展開した。卒業生の、梅原猛は共生に関して多数著述し、黒川紀章は共生の思想を建築の領域で展開して最晩年に共生新党を結成して政界へ進出を試みた。 中学校は高校に比して宗教教育に力を入れており、阿弥陀仏を中心に学園関係者の御霊を祀る殿堂で学園の象徴の一つとされる明照殿(めいしょうでん・後述)で、「宗教」が授業される。平成の初期に全国の中学校でカリキュラムの偽装が問題視された時期は、一時的に「宗教」の科目は閉講された。 毎年、講堂にて音楽法要が行われ、それまでの1年間に亡くなった在校生、卒業生及び学園関係者を弔っている。 朝礼の時に明照殿の方向に向かって教室内で拝礼する。また、4時限目終了後に、行事など校外の際も「食作法(じきさほう)」を実施し、法要や法話など浄土宗の教えに基づく行事が年間で行われる。 また、チャイムは「法然上人御歌」である、「月影」を使用している。
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