宗教と国籍分布
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 04:40 UTC 版)
ヴェッツラーは宗教改革以後、プロテスタントが多数を占めている。1939年の宗教別人口比率は、プロテスタント 78.4 %、カトリック 15.7 %、その他のキリスト教 1 % であった。ヴェッツラーのユダヤ人コミュニティは国家社会主義の時代まで存続しており、戦後には「ディスプレイスト・パーソン」(DP)と呼ばれる難民あるいは被追放者が再び住み着いた。1949年3月に最後の DP がこの街を去り、ユダヤ人は住んでいない。 2011年の人口調査によれば、ヴェッツラーの人口の 47.4 % が福音主義、21.9 % がローマ=カトリック、1.1 % が福音主義自由教会、1.7 % が正教会、3.5 % がその他の宗教の信者で、24.4 % が宗教団体に属していなかった。 ヴェッツラーの16の福音主義教会(いくつかの集会所は2つの教会が共同で使用している)は主にラインラント福音主義教会に属している。ヴェッツラーはかつてこの州教会の小さな東部の飛び地であった。ナウンハイムとヘルマンシュタイン地区はヘッセン=ナッサウ福音主義教会に属している。ヴェッツラーの福音主義教会は合計約 24,000人の信者を擁している。 ヴェッツラー市とその周辺地域は1933年まではトリーア大司教区に属していた。大司教はヴェッツラー聖堂の首席司祭を兼ねた。ヴェッツラーの4つのカトリック教区は7つの教会堂を有しており、リムブルク司教区北東部のヴェッツラー地区に属している。この地区全体の信者数は約 31,000人である。 ムスリムのためにヴェッツラーには2つのモスクがある。この他にアレヴィー派の教団もある。 この他に市内には数多くの教会グループがある。たとえば、エホバの証人、モルモン教、新使徒派教会(ドイツ語版、英語版)などである。 2011年5月9日時点の外国人比率は 11.5 %(5,840人)であった。その国籍は112か国にわたる。このうち 2,262人がトルコ出身で、466人がギリシア人、250人がポーランド人、111人がロシア人、225人がイタリア人であった。2011年の人口調査によればヴェッツラー住民の 31.6 %(16,040人にあたる)が移民の祖先を持つ。
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