ヴェッツラー聖堂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 04:40 UTC 版)
聖堂(マリエン教会)はヴェッツラーの象徴的建造物の一つである。未だに完成していないこの建物の建設開始は1230年であった。これは、897年に完成したサルヴァトール教会の後継建造物であるが、このサルヴァトール教会自体が先行教会の後継建造物であった。この聖堂は17世紀末からシュティフツ教会あるいはプファル教会と呼ばれていた。帝国最高法院の時代(1689年 - 1806年)には、トリーア大司教(この大司教は同時に神聖ローマ帝国の選帝侯を兼ねた)が聖堂首席司祭を兼ねたため。司教教会とも呼ばれた。 この建物は、「中世建築様式に関する石で造られた教科書」とされている。何世紀にも及ぶ建築機関にもかかわらず、また塔が完成していないにもかかわらず、まとまった姿を見せている。この聖堂の特徴としては、超宗派で利用されていたため、福音主義とカトリックの教会が共存していることにある。
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