ベッキオ‐きゅうでん【ベッキオ宮殿】
ヴェッキオ宮殿
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/14 02:38 UTC 版)
ヴェッキオ宮殿(ヴェッキオきゅうでん、伊: Palazzo Vecchio、パラッツォ・ヴェッキオ[1])は、イタリアのフィレンツェにある宮殿[1]。シニョリーア広場に面している。世界遺産「フィレンツェ歴史地区」の構成の一つである[2]。
概要
1299年から1314年にかけてアルノルフォ・ディ・カンビオによって建設され、初めは、フィレンツェ共和国の政庁舎として使われ、一時、メディチ家もピッティ宮殿へ移るまでここを住居としていた。1550年から1565年の間に、ジョルジョ・ヴァザーリによって部分的に改築された。現在でも、フィレンツェ市庁舎として使われている[1]。
宮殿入口には彫像が置かれている。左手の彫刻は、ミケランジェロ作「ダビデ像(レプリカ)」。右側は、バッチョ・バンディネッリ作「ヘラクレスとカークスの像」[3]。建物の入口には、街の紋章を持つフィレンツェの獅子像マルゾッコ(Marzocco)が飾られている。なお、このマルゾッコ像の複製が、フィレンツェの姉妹都市である岐阜市に寄贈されている[4]。
また中庭中央にはヴェロッキオ作のイルカを抱くキューピッド(レプリカ)の噴水がある。
内部は、「フランチェスコ1世の仕事部屋」、フィレンツェ共和国の会議場だった「500人広間」、「レオ10世の間」、「ゆりの間」などの部屋に分かれている。
2007年5月、イタリア文化庁は、レオナルド・ダ・ヴィンチの幻の壁画「アンギアーリの戦い」が500人広間にあるヴァザーリの壁画の裏側に隠されていると発表した。
ギャラリー
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ライトアップされたヴェッキオ宮殿
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ヴェッキオ宮殿入口
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ヴェッキオ宮殿中庭
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イルカを抱く天使(レプリカ)の噴水
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500人広間
脚注
- ^ a b c 中島智章『世界で一番美しい天井装飾』エクスナレッジ、2015年、11頁。ISBN 978-4-7678-2002-6。
- ^ “フィレンツェ歴史地区 その2 シニョリーア広場とヴェッキオ宮殿 Centro storico di Firenze 2.Piazza della Signoria e Palazzo Vecchio 1982年登録”. 「イタリア世界遺産の旅」と「誰でもわかるイタリア語」. 愛知県共済. 2025年5月5日閲覧。
- ^ “「ウッフィッツィ美術館」にてルネッサンス黄金期を華やかに飾る美しき名画たちを愛でる”. WEB Magazine lade (2014年1月27日). 2025年5月5日閲覧。
- ^ “フィレンツェ寄贈のライオン像 新庁舎に引っ越し 岐阜市”. 朝日新聞 (2022年3月4日). 2025年5月5日閲覧。
ヴェッキオ宮殿
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「フィレンツェ歴史地区」の記事における「ヴェッキオ宮殿」の解説
詳細は「ヴェッキオ宮殿」を参照 14世紀の始めにフィレンツェの政庁舎として建築され、一時、メディチ家もピッティ宮殿へ移るまでここを住居としていた。現在は市庁舎として使用されている。3層の石造建物で塔の高さは94mある。 「500人大広間」の壁画をミケランジェロとダ・ビンチが競作したエピソードで有名(現在の壁画はジョルジョ・ヴァザーリ作)。 宮殿前のシニョリーア広場は、中世のフィレンツェの政治の中心であった。ジロラモ・サヴォナローラが火あぶりの刑に処せられた場所でもある。ミケランジェロのダビデ像が置かれていたが、現在置かれているものはレプリカ。
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