ヴェッキオ宮殿とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 建物・施設 > 施設 > 宮殿 > イタリアの宮殿 > ヴェッキオ宮殿の意味・解説 

ヴェッキオ宮殿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/11 20:52 UTC 版)

ヴェッキオ宮殿
ライトアップされたヴェッキオ宮殿

ヴェッキオ宮殿(ヴェッキオきゅうでん、: Palazzo Vecchio、パラッツォ・ヴェッキオ[1])は、イタリアフィレンツェにある宮殿[1]シニョリーア広場に面している。世界遺産「フィレンツェ歴史地区」の構成の一つである[2]

概要

1299年から1314年にかけてアルノルフォ・ディ・カンビオによって建設され、初めは、フィレンツェ共和国の政庁舎として使われ、一時、メディチ家ピッティ宮殿へ移るまでここを住居としていた。1550年から1565年の間に、ジョルジョ・ヴァザーリによって部分的に改築された。現在でも、フィレンツェ市庁舎として使われている[1]。内部は、「フランチェスコ1世の仕事部屋」「500人大広間」「レオ10世の間」「ゆりの間」などの部屋に分かれている。

2007年5月、イタリア文化庁は、レオナルド・ダ・ヴィンチの幻の壁画「アンギアーリの戦い」が500人大広間にあるヴァザーリの壁画の裏側に隠されていると発表した。

500人大広間

脚注

  1. ^ a b c 中島智章『世界で一番美しい天井装飾』エクスナレッジ、2015年、11頁。ISBN 978-4-7678-2002-6 
  2. ^ 愛知県共済

ヴェッキオ宮殿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/14 05:27 UTC 版)

フィレンツェ歴史地区」の記事における「ヴェッキオ宮殿」の解説

詳細は「ヴェッキオ宮殿」を参照 14世紀始めフィレンツェ政庁舎として建築され一時メディチ家ピッティ宮殿へ移るまでここを住居としていた。現在は市庁舎として使用されている。3層石造建物で塔の高さは94mある。 「500人大広間」の壁画ミケランジェロダ・ビンチ競作したエピソードで有名(現在の壁画ジョルジョ・ヴァザーリ作)。 宮殿前のシニョリーア広場は、中世フィレンツェ政治の中心であったジロラモ・サヴォナローラ火あぶりの刑処せられた場所でもある。ミケランジェロダビデ像置かれていたが、現在置かれているものはレプリカ

※この「ヴェッキオ宮殿」の解説は、「フィレンツェ歴史地区」の解説の一部です。
「ヴェッキオ宮殿」を含む「フィレンツェ歴史地区」の記事については、「フィレンツェ歴史地区」の概要を参照ください。


ヴェッキオ宮殿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 02:15 UTC 版)

シニョリーア広場」の記事における「ヴェッキオ宮殿」の解説

ヴェッキオ宮殿は市役所である。要塞思わせる凹凸のある大きなロマネスク様式宮殿で、トスカーナ州でも最も印象的な市役所となっている。シニョリーア広場面していて、正面脇にはミケランジェロダビデ像レプリカがあり、隣のロッジア・ディ・ランツィには複数彫像展示されている。 元々はフィレンツェ共和国支配体制シニョリーア呼んだため、シニョリーア宮殿 (Palazzo della Signoria) と呼ばれその後長い歴史の中で、用途の変遷とともにポポロ宮殿 (Palazzo del Popolo)、プリオーリ宮殿 (Palazzo dei Priori)、デュカーレ宮殿 (Palazzo Ducale) などとも呼ばれたメディチ家アルノ川対岸側にあるピッティ宮殿居所移した後、現在の名で呼ばれるようになった

※この「ヴェッキオ宮殿」の解説は、「シニョリーア広場」の解説の一部です。
「ヴェッキオ宮殿」を含む「シニョリーア広場」の記事については、「シニョリーア広場」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ヴェッキオ宮殿」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヴェッキオ宮殿」の関連用語

ヴェッキオ宮殿のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヴェッキオ宮殿のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヴェッキオ宮殿 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのフィレンツェ歴史地区 (改訂履歴)、シニョリーア広場 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS