女性のための集会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 11:58 UTC 版)
以下は女性を対象として行われる集会である。女性のための集会は名古屋モスク設立前の1994年に開催されたお茶会に始まる。ここから派生して勉強会も始まった。これらは個人宅で行われており、名古屋モスクが設立されるとモスクの2階に会場を移した。クレシ (2021)によると、いずれの集会も事前にメーリングリストや自主グループ用のウェブサイトで開催内容が告知され、当日の用意や清掃、新規参加者への声掛けは全て役割分担で行われるという。愛知県内にはモスクが10か所あり、外国人男性は自宅や仕事場に近いモスクに通うが、日本人女性は名古屋モスクに集まってくるという。その理由のひとつとしてクレシ (2021)は、名古屋モスクには日本語でイスラームを学ぶ環境が整っているためであるとしている。 日本人女性お茶会 1994年に始まったお茶会が何度かの再編を経て続けられているもの。気楽な会話や情報交換の場として設けられており、イスラームへの改宗直後の女性からの質問や悩みの打ち明け、それに対する助言が行われている。一時は外国人女性も参加していたものの、それによって参加を躊躇する日本人女性からの訴えがあったため日本人女性のみの集まりに戻った。女性お茶会ではハラール食材の調達の難しさや、幼稚園・保育園でのハラール食材などの対応に関する悩みが話題に上り、これらを受けて2001年にはハラール食材店が、2002年にはムスリム向けの保育施設が開設された。 女性勉強会 日本人と外国人が交代で講師を務める。参加者の国籍は問われておらず、また、外国人が講師を務める際には日本人が参加しやすいようにするため通訳や日本語資料が用意されるという。 はじめてのイスラーム 初めてモスクを訪れる日本人を対象として2018年に始まった初心者向けの勉強会。日本でありがちなイスラームへの誤解や偏見を解消するための説明が行われている。 子育てのスンナを聞く会 妊娠中や子育て中の母親のために2019年に始まった母親向けの勉強会。子育てに役立つハディースが解説される。
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