名古屋モスク
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名古屋モスク(なごやモスク)は、日本の愛知県名古屋市にあるモスクである。名古屋在住の留学生によって1980年代に設立された「名古屋イスラム協会」を母体として、1998年に開設された。
注釈
- ^ モスクは礼拝専用場所であるが、ムサッラーとは家屋や事務所の1区画を必要に応じて礼拝場所とするもの、とされる [11]。
- ^ なお、寄付の呼び掛けを行ったのは名古屋近辺のみであり、政府機関等へは行っていない[16]。
- ^ イマームとはイスラームにおける宗教指導者。一般的には礼拝の手本を示す導師を指す[18]。
- ^ 水谷 (2010)によると、キスワは毎年交換されることになっており、使用済みとなったものは裁断され、世界各地に送られてイスラームの伝播に寄与するという[20]。
- ^ モスクが法人されていないと法律上の権利義務の主体になれないためである[17]。
- ^ 名古屋モスクの宗教法人化は、神戸にある神戸モスク、東京にある大塚モスクに次いで日本国内で3番目だった[24][25]。
- ^ 宗教法人の所轄官庁は、原則としてその法人の所在地の都道府県知事であるが、他の都道府県に建物を備える宗教法人などの所轄官庁は文部科学大臣である[26]。
- ^ 同日、同じく愛知県の一宮市にあるモスクである尾張一宮マスジドには「キル・ユー・イスラム」と語る電話がかけられた[28]。
- ^ 3階にマッカの方向であるキブラを示すミフラーブが設けられている[2]。
- ^ イフタールとはラマダン期間における日中の断食後の日没後一回目の食事である[40]。
- ^ タラウィーフとは、ラマダン期間において夜の礼拝の後に行われる祈りで、平均1時間ほど続く[40]。
- ^ 参加者を日本人のみに限っている理由は、言語の問題や、外国人からの善意の助言によってさらに追い込まれる事例が少なくなかったためであるとされている[37]。
- ^ クレシ (2021)は中高生お茶会としているが[47]、子島 & 服部 (2019)は中高生の会としている[48]。
出典
- ^ “名古屋イスラミックセンター”. 名古屋モスク. 2022年4月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月30日閲覧。
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- ^ 桜井 2004, p. 122.
- ^ 店田 2015, p. 90.
- ^ a b c “名古屋モスクへの交通アクセス”. 名古屋イスラミックセンター. 2022年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月1日閲覧。
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