天堂地獄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 00:08 UTC 版)
天堂地獄(てんどうじごく)とは、海魔の最後の作品で死ぬ間際に海魔が自身の意思を注入した最凶の魔導具。自ら意思を持ち使用者を選ぶ。素質を持たぬものが触れると不死の呪いを受ける。所有者に選ばれた人物は森光蘭。 海魔と森光蘭が融合し、史上最強の生物、全ての魔導具の頂点の存在となるほどの怪物となる。 不完全体 天堂地獄と森が合体した直後の形態。森の精神が具現化したかのような醜い姿。細切れになってもその破片が別々の個体へと変化し、恐るべき戦闘力を誇る。だが分裂したらしただけ力も細分化されてしまうため、攻撃を受け続けるとやがてその辺の小動物や昆虫よりも弱い存在に成り下がってしまう。単純に集まって復元ということはできず、同じだけの人間を食うか、治癒の力を取り込むしかない。なお、この姿になることで人間としての三大欲求のうち睡眠欲が消失し、残りの食欲と性欲を同一のものとして感じるようになる。 人間を食料とし(本人曰く「性的快楽を伴った食」)、柳の力を己のものとするために繭と化した。 山千、海千 繭になる前に天堂地獄から分離した分身体。山千が森、海千が海魔の魂が反映されている。 戦闘体 声 - 風間勇刀(ゲーム版) 繭から覚醒した天堂地獄の新たな姿。 森とも海魔とも異なる人格を持ち(一人称が「我」になっている)、人の形をした上半身と山羊のような下半身を持った悪魔のような姿となり、顔立ちも端正(本人曰く、皮肉を込めて紅麗を意識したらしい)になった。この形態でもダメージは受けるが、逆に分身体を数多く生産することでそれらを予備電源とし、彼らを再び呼び戻すことで復元できる。 柳の治癒の力を手に入れ、この世の絶対神として永遠に君臨するのが目的。用済みになった煉華を吸収体に吸収させることで、炎の耐性と炎を操る能力を手に入れた。 吸収体 天堂地獄のもう一つの身体。巨大な蛇のような身体を持ち、どんな物でも吸収し、その能力を得ることができる。煉華を吸収し炎の攻撃を無効化する力も手に入れた。 究極体 声 - 風間勇刀(ゲーム版) 柳をも吸収し絶対不死の身体となった天堂地獄。再生能力をも手に入れ、無敵の存在となった。 烈火と完全決着をするべく吸収体とも融合する。しかし裂神の力によって炎と化した柳の「癒しの炎」により、森・海魔が殺してきた人々の恨みを癒し、力を全て奪われ、紅麗の炎によって本体(森と海魔の顔が浮かんだ眼球の様な球体)を晒された後に烈火の拳の一撃で破壊され、完全に滅せられた。
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