大陸軍の戦術とは? わかりやすく解説

大陸軍の戦術

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/15 04:44 UTC 版)

ストーニーポイントの戦い」の記事における「大陸軍の戦術」の解説

この陣地を襲うために6月12日軽歩兵軍団編成されウェイン将軍指揮官指名された。この軽歩兵軍団1777年から1781年まで毎年ワシントン軍各連隊軽歩兵中隊の中から季節によって選抜編成され戦闘集団だった。1779年軍団は4個連隊による1個旅団となり、各連隊は4個中隊による2個大隊構成された。その詳細以下の通りだった。 第1連隊、クリスチャン・フィビガー大佐指揮バージニア第2連隊バージニアの6個中隊とペンシルベニアの2個中隊で構成 第2連隊リチャード・バトラー大佐指揮の第9ペンシルベニア連隊ペンシルベニアメリーランドの各4個中隊で構成 第3連隊リターン・J・メグス大佐指揮コネチカット第6連隊コネチカットの8個中隊で構成 第4連隊マサチューセッツの6個中隊とノースカロライナの2個中隊で部分的に編成された、暫定指揮官マサチューセッツ第8連隊ウィリアム・ハル少佐、第4連隊8月に完全に編成されルーファス・パットナム大佐指揮した。 1,350名の軍団によって行われる砦への急襲作戦には夜襲を必要とした。各連隊300ないし400名の兵士構成され、その中にはイギリス軍野砲捕獲した場合砲兵含まれていた。18世紀軍事原則従えば備え堅い防御陣地対す攻撃には十分な勢力とは言えなかったが、ワシントン作戦急襲という要素加えて砦の致命的な欠陥つけこむことがあった。陣地南側の岸にある木製逆茂木ハドソン川水深が深い所まで広がってはおらず干潮のときの狭い海浜にそってならば攻撃することができた。主力攻撃この方向からとされたが、ワシントン実行可能な場合第二次陽動攻撃も砦の北岸沿ったものと中央の土手道越えることで行うよう忠告していた。 ワシントンウェイン必要ならば作戦修正して良いという指示与えていた。これはワシントン場合には異常なことであり、ウェイン戦術的能力高く買っていたこと示している。この襲撃困難なものになるはずだった。真夜中に行われること兵士達ストーニーポイント急峻で岩だらけの側を攀じ登らなければならないこと、および急襲必要なことだった。急襲有効にするためにワシントン兵士達に弾を填めていないマスケット銃携行させ銃剣のみを使って攻撃するように命令した。これは銃を発砲すればイギリス軍哨兵気付かれるからだった。例外的に弾を填め銃剣携行させたのは、ウェイン土手道越え指示したノースカロライナ軽歩兵2個中隊であり、イギリス軍攻撃予想できたその防御工作中央陽動攻撃するめだった。この大隊はハーディ・マーフィー少佐指揮しており、陽動戦術としてその武器一斉射撃を行うよう指示されていた。 ウェインバトラー第2連隊300名を選んで砦の北岸から攻撃するよう指示しウェイン自身は第1および第3連隊ハルマサチューセッツ軽歩兵分遣隊からなる主力率いて南岸に進むこととした。この主力では100名と150名の前衛隊がそれぞれ障害物を払う先鋒となり、各前衛隊の20名が決死隊となって部隊守り最初に砦の中に入るものとされた。ウェインは砦に一番乗りした者、および戦闘傑出した働きをした者に報奨金を出すと宣言した

※この「大陸軍の戦術」の解説は、「ストーニーポイントの戦い」の解説の一部です。
「大陸軍の戦術」を含む「ストーニーポイントの戦い」の記事については、「ストーニーポイントの戦い」の概要を参照ください。

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