大阪府警捜査一課
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 00:00 UTC 版)
「作家アリスシリーズ」の記事における「大阪府警捜査一課」の解説
船曳(ふなびき) はげ頭・太鼓腹・サスペンダー(本人はズボンつりと呼んでいる)がトレードマークの警部。その容姿から、部下たちからひそかに「海坊主」と呼ばれている。 火村の鋭敏な頭脳と推理力を買っている最も気安い警察関係者のひとりであり、事件に対して船曳のほうから相談を持ちかけることも多い。民間人である火村とアリスが殺人現場に立ち会うことにも好意的で、物腰もいたって柔らかいが、ひとたび容疑者や犯罪者と対峙すると厳しい刑事としての一面を垣間見せる。 鮫山(さめやま) 銀縁眼鏡をかけた学者らしい風貌をしている警部補。アリスたちより3歳年上。独身。係長として捜査一課で辣腕をふるう。 常に丁寧な態度を崩さず、特に火村に対しては「執事のごとく接する」とアリスに評されている。後輩にあたる森下には教育係として厳しく接している姿が目立つ。暑いのが苦手。 森下 恵一(もりした けいいち) 船曳に見込まれ阿倍野署から大阪府警捜査一課に転属された、まだ20代の若手刑事。 ジャニーズ系の顔立ちに加えて、いつもアルマーニの高級スーツを着ていることから「刑事らしからぬちゃらちゃらした格好」と批判的に見られることもある。刑事になれたことが嬉しくてたまらないという真面目で正義感に溢れた好青年だが、調子に乗った言動が元で鮫山に叱責されることもしばしばある。 『ペルシャ猫の謎』に収録されている中編「赤い帽子」では、アリスや火村に代わって主役を務めた。これは、「赤い帽子」が大阪府警の内部雑誌『なにわ』への掲載を目的としていたことと、著者がかねてから森下にスポットを当てたいと考えていたことの二点の理由による。 名前がケイイチであるため、上司たちに早くケイジになれとからかい混じりに言われることがある。 茅野(ちの) 森下とは対照的に、船曳班一の強面の刑事。 歩きながらせわしなく扇子を使っている様子を「黒澤明の『野良犬』から抜け出してきたよう」と評されている。 高柳 真知子(たかやなぎ まちこ) 森下と同じく、阿倍野署から大阪府警捜査一課に配属された女性刑事。巡査長。刑事としてのキャリアも年齢も森下より上の31歳。愛称はコマチ。 お酒はかなりいける口らしい。漫才ファンで、仕事で疲れて帰宅した時はテレビを録画したものやレンタルDVDを見てリフレッシュする。
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